慎次は自分の軽率な言動を悔やんでいた。
あの日、禁断の扉を開いたひろひろと慎次。
それは、誰にも知られてはならない二人だけの秘密であったが、
憧れていた隣家の２９歳の美貌の人妻によって童貞を卒業したばかりの夢心地の大学生が、
その幸せな秘密を誰にも話さずにいる事の方が無理な話であった。
それにしても、素行の悪さが噂の大学の先輩の哲夫にまで、自慢気に話してしまったのは拙かった。
まさか‥、こんな事になるなんて‥

「大変な事になってしまったから‥」、と電話で慎次の通う大学まで呼び出されたひろひろ。
慎次のそのただならぬ様子に、慌てて駆けつけたのはほんの３０分程前だった。
そして今、休日の為にまったくひと気のない慎次の通う大学のこの教室で、
椅子に掛けさせられたひろひろは、哲夫と、男７人、女２人計９人のその不良仲間に囲まれていた。
慎次はその男達の手によって教室の片隅に後ろ手に縛られてつながれていた。
「‥という訳だよ。慎次の隣の家の奥様、‥ひろひろさん‥っていったっけ。」
「慎次はまあ、人質みたいなもんだ。こっちのいう事にさからうと少しだけ痛い目にあってもらう‥」
「なに、たいした事じゃない、二人だけで楽しんでないで俺達も仲間に入れてほしいのさ。」
「そうさ、これから少しだけ俺達の言う事を聞いてくれればいいのさ。奥さん。」
男達の話に、
「‥ひろひろさん‥ごめんなさい…」
ひろひろの方へ顔をむけた慎次は、そう言うのが精一杯だった。
自分の軽率な言動が大切な女性をこれから、酷いめにあわせようとしているのだ。
ひろひろと視線があった慎次は、ひろひろの方に視線を向けつづけている勇気もなく深く首を垂れさせてしまう。
「慎次君、貴方のせいじゃないわ‥」
たしかに二人だけの禁断の秘密を他人にしゃべってしまったのは慎次だが、
思えば、慎次をこんな目にあわせている、根本の理由は自分にもあるのだ。
この者達となんとか話をつけて、慎次には危害を加えさせないこと。
それが、分別ある大人としての自分の責任ではないか‥とひろひろは自分に言い聞かせるのだ。
「あ‥貴方達のいう通りに‥します‥」
この者達が自分をどう扱うつもりなのかは知らないが、自分は犠牲になってでも‥と悲痛な決心をしたのだ。

「いい選択だ。さぁ、それじゃ。ひろひろさん。着ているものをみんなここで脱ぎな‥」
「‥‥！」
哲夫はひろひろの肩を小突いた。憤辱の思いにひろひろの全身は小刻みに震えた。
こんな場所で、こんな男達の前で肌を晒すなど、そんな屈辱に耐えられるだろうか‥
「丸裸になったら、そいつで縛り上げてやる」
と、哲夫がひろひろの膝元に縄の束を投げつけた。
「早く服を脱ぎなよ。」
哲夫に催促され、ひろひろは夢遊病者のような足取りでフラフラと立ち上がった。
もうどうにもならないといった諦めが被虐的情緒となってひろひろの身体は熱気を帯びてくる。
ひろひろは慄える指先でブラウスのボタンを外し始めた。
「さぁ、早くしな。言うとおりにしたら、旦那には黙っててやるし、慎次も解放してやるよ‥」
いう通り‥、という事はここで裸身を晒し、緊縛されるという事なのか。
ひろひろの頭の中はポーと霞み出す。
やっとの事でブラウスを脱いだひろひろはスカートのホックを外し出した。
哲夫はスカートを脱ぎ始めたひろひろをニヤニヤと見つめている。
スカートを脱ぎ終わったひろひろは、下着だけの姿となってそこに呆然と突っ立っている。
「ふふふ、慎次のいう通りだ！　いい身体してるじゃないか」
下着姿となったひろひろの官能的な全身を凝視しながら哲夫はうめくように言った。
腰部のはりつめた曲線や長く伸びた肢はなんとも悩ましく、
哲夫の仲間の男達も生唾を呑み込むように血走った眼差しを向けている。
「さぁ、ひろひろさん。次は下着だ。下着も全部脱がなきゃ駄目だ」
哲夫がひろひろのしなやかな肩を小突くようにしていった。
ひろひろが口惜しげに唇を噛みしめているのを見て男達がわめきたてる。
「どうしたんだよ。勇気をだしな。見られて減るもんじゃないだろう。とっとと丸裸になりなよ。」
ひろひろは哲夫の方に涙を滲ませた瞳を向け、声を震わせていった。
「こんな‥場所で、裸にならなきゃならないなんて‥ああ‥、‥あんまり‥だわ‥」
ひろひろはすすりあげながらブラジャーを外そうとしたが、
急に耐えられなくなったように床に腰を落とし、前身を慄わせて泣き出すのだった。
「世話をやかすなよ。仕方ないな。手伝ってやるよ」
哲夫はそういうと、男達は泣き崩れているひろひろに襲いかかった。
ひろひろが悲鳴をあげると、男達は一層、凶暴な発作に見舞われてひろひろのブラジャーに手をかけ、
情け容赦なく、ひろひろの胸からブラジャーを剥ぎ取った。
「ああ！いやぁ！！！」
ぷるんっと、巨大な乳房が弾け出た。
哲夫の手が間髪を入れずひろひろの腰にかかった。
ひろひろの身体にただ一枚残っているそのものも一気に剥ぎ取ろうとするのだが、
ひろひろはひと際昂ぶった声をあげ、必死でその布に手をかける哲夫の手に暴れるように爪を立てた。
「あっ、痛っ！」
哲夫が咄嗟に手を引っ込めると、ひろひろは泣きながら全身を縮めてうずくまった。
「こいつ！！縛り上げてからゆっくりと料理してやる！」
哲夫が大声で一喝すると、男達は縄を手に取って、巨大な乳房を覆い隠しているひろひろの両手を強引につかむと、
背中の方へねじ曲げていった。
「ああっ‥」
背中の中程に重ね合わせたひろひろの両手首に男達が縄を巻きつかせ、
そして巨大な乳房の上下に縄を掛けていく‥

「さぁ！立ちなよ」
下腹部に小さく薄いパンツ一枚だけを残したひろひろをがっちり後ろ手にしばりあげた男達は、
縄尻をたぐってひろひろをその場に立ちあがらせる。
官能味を放つひろひろの美しい肌を男達は恍惚とした表情で見惚れている。
羞恥で赤く染まった顔を横に伏せてひろひろは屈辱と羞恥に打ちひしがれ、小さく嗚咽の声を洩らしている。
その場に立ちあがらせられたひろひろは、哲夫の手によって緊縛されたまま天井からつなぎ止められた。
「ほんとうに、いい身体をしている」
改めてひろひろの身体を正面から眼にした哲夫は溜息をつくようにいった。
両手の自由を封じられ巨大な乳房を晒け出し立たされたひろひろは、
両腿をぴったりと閉じ合わせて全身を硬くさせている。
「それにしても、見事なおっぱいだ。Ｊカップだっけ‥。それに‥、ふふふっ、その陥没した乳首が初々しい‥」
「いやっ‥、言わないで‥」
自分とは１０歳程も歳の離れた若い男性にそんないい方をされて、ひろひろにより羞恥がこみ上げた。
ひろひろの、縄を巻きつかせている優美で巨大な乳房。そしてその頂きには可憐に乳首が陥没している。
その陥没乳首は、ひろひろにとってはコンプレックスであったのだが、
男達にとっては、より一層その興奮を煽るものであった。
そして、男達はその乳房の下の艶やかな腹部、官能味を匂わせる太腿などもひとつひとつじっくりと見つめている。
もはやひろひろは哲夫の手が腰に残るたった一枚のそれを剥がしにかかっても何の抵抗もできないのだ。
「それじゃ、ひろひろさん。今度は何もかも晒け出してくれってお願いしてごらん」
と、哲夫は再び立たされて縛り付けられているひろひろにつめよる。
「い、いやょ、そんな事っ！」
ひろひろは、悲鳴のような声を上げ激しく腰部を揺するようにして反抗する。
「パンツを脱ぐのはそんなに嫌かい。ふふっ、それじゃなおさら脱がせてくださいと言わせてやる‥。おいっ！」
哲夫の合図で、ふたりの女性が慎次のところへ歩み寄ると、
「うふふっ、それじゃその奥様より先に、貴方の方から下半身を丸出しにしてあげるわ」
と、二人がかりで慎次のベルトをはずしてすぼんを脱がしていく。
どうやら慎次を嬲る方の担当はこの女性達のようだ。
「ああ、やめてくれぇ」
ずぼんの後に、パンツまで脱がされそうになった慎次が慌てたように身体を揺すって逃れようと叫ぶ。
「駄目よ！」
「あっ‥」
後ろ手に縛られている慎次の抵抗など無駄であった。二人の女性の手によってその下半身は剥き出しにされてしまった。
「あらっ！　うわぁ、皮かむってるわ！うふふ、包茎よ、包茎！！」
「ほんと、すご〜い。こんなに怯えて縮んじゃって、ふふ‥、こんなの初めて見たわぁ」
慎次の最大のコンプレックスであるその羞恥の部分が明らかにされてしまった。
「ああ‥慎次くん‥」
ひろひろは、真っ赤になってうつ伏してしまった慎次を心配そうに見ている。
「ははは、こいつはいいや。慎次が包茎とは。よし、それじゃ‥
ひろひろさん。『哲夫さん、私のパンティを脱がしてください。』と自分からお願いしな！」
「‥な‥なにを言うの‥」
哲夫の言葉にひろひろは肩先を震わせて屈辱感に気が遠くなりかけている。
哲夫は女達にナイフを手渡すと
「ひろひろさんが言う事を聞かないなら、慎次のその余った包茎の皮を切っちまおうか」
「ははは。そうだよな、どうせ不要なものだもの、ここで、包茎手術といきますか。」
哲夫の言葉に、男達もはやしたてて、ぐずぐずしてるとほんとにやっちゃうぜとひろひろに詰め寄る。
もうここまでくれば、彼らの言いなりになるしかない。
「‥わかったわ。慎次君に手をださないで。‥貴方達のいう通りにすればいいのね。」
ひろひろは、そう心に決めた。そして‥
「哲夫さん。私のパンティを‥脱がしてください。」
そう、哲夫に言われた通りに口にした途端、ひろひろの全身は羞恥で真っ赤にそまり始めた。
なぜか、ひろひろの全身に被虐性の快感がこみ上がったのだ。
（なんで‥）
ひろひろは、凌辱されようとしている恐怖よりもその官能の疼きに怯え、狼狽した。
（わたし‥、嬲られて‥縛られて‥、恥ずかしい言葉を強要されて‥感じてる‥）
今にしてみれば、たしかに、ひろひろは、何度もこれに近い情景を性夢の中で描いていた気がする。
そしてその淫らな夢は、その度に甘い官能的な痺れをひろひろに生じさせてくれていたのだ。
この現実としての状況化で、そんな被虐趣味を持つ自分の性癖にはっきりと気づき、ひろひろはおののいた。
すでに自分の肉体はじっとりと熱く潤み出してしまっている。
その事実をこの者達に悟られてしまったらどうすればいいのだろうか‥
その時の恥ずかしさを思うと耐えられない気持ちになってくるのだった。

哲夫がひろひろのその唯一残されたものに手をかけ、そしてゆっくりと引き下げていく。
「ああ‥」
ひろひろは喘ぎながら真っ赤に火照った顔を左右にそむける。
男達が一斉にひろひろを取り囲み視線を注ぎかける。
そして‥ひろひろの両腿の付け根が目の前にくっきりと露出した‥
ひろひろは一糸まとわぬ素っ裸を、大学の教室の中で晒しているのだ。
ひろひろのその見事な全裸像を不良達はうっとりした表情で見惚れている。
縄を上下に巻きつかせている巨大な乳房は見事に張り切り、その先端に初々しく陥没した乳首が愛らしい。
そして、柔らかな膨らみの腹部からくびれた腰、そして太腿からスラリと伸びた肢、
その股間の茂みは意外な程の剛毛で、濃く盛り上がり妖しい悩ましさを漂わせている。
「これは、凄い！　もう、たまらないな」
その哲夫の言葉が合図だった。
男達は一斉にひろひろのその裸体へと群がった。
「あああっ」
沢山の男達の手がひろひろの裸体にのびる。
「なんだよ、これ！　もうこんなに濡らしている。」
ひろひろの股間へ手を伸ばした哲夫の声が響いた。
「ああ、いやぁ」
哲夫の声をかき消すかのように、ひろひろは羞恥に染まった顔を揺すって悶えた。
ひろひろは、そこが、すでに熱く熟してしまっている事を覚られた恥ずかしさで気が遠くなってしまっている。
「縛られて、裸にされただけでもうこんなにここを濡らしているなんてなぁ」
「ああ、これは、そうとうな好き者だな。楽しみだぜ」
男達は、そんな言葉でひろひろを嬲りながらその裸体に触れて楽しむのだ。

男達の視線が一点に集中する。
哲夫がひろひろの股間の茂みを掻き分け、花肉の層を露わにしたのだ。
くっきりと浮かび上がったひろひろの女の秘裂を露わに押し広げ晒け出していく。
柔らかな壁、花肉、その壁の合間から大きな突起を見せている肉芽を男達は食い入るように凝視している。
そして、男達は争うように指先を使ってしどろに溶けた粘膜の内側、そして大粒の肉芽を愛撫するのだ。
大きな乳房にも群がる手、そして可憐に陥没していた乳首も男達の唇に吸い出されて突起し大粒の姿を見せた。
その男達の攻撃にひろひろは、ああっ、ああっ、と赤く上気した顔を左右に振り回すのだ。
「ああ、ねぇ、わたし、も…もう‥」
ひろひろは激しい嗚咽の声を洩らし、全身を燃え上がらせている。
「まぁ、こっちも凄いわ」
慎次のところにいた女達が声をあげた。
ひろひろのそんな恥体に皮をかむったまま小さく縮んでいた慎次のものも、
何時の間にか‥天井に向かって大きく勃起してしまっていた。

哲夫に抱きしめられたひろひろは、膝の上に乗せ上げられ女体を貫かれようとしていた。
「いやよぉ、いや！」
狼狽したひろひろが必死の抵抗を見せるが‥それもかなわず、
「あ、あうっ、あああああ」
不良達が見物する中で、ひろひろは哲夫の隆起した肉棒に貫かれた。
全裸になった哲夫が机の上に足を投げ出して座り、哲夫の膝の上に縛り上げられたままのひろひろが両腿を開いて跨り、
哲夫とひろひろのその部分はしっかりとひとつになっている。
哲夫のものがひろひろを貫くたびに、緊縛された裸身をがくん、がくんと震わせ、あっ、あっ、と断続的な悲鳴をあげる。
ひろひろは荒々しい息遣いになって哲夫の腰の動きに合わせ、哲夫の膝の上の双臀をうねらせているのだ。
１０歳程も歳の離れた若い男性にこんな風にされる痺れに官能味のある双臀をうねり回した。
ぶるん、ぶるんと巨大な乳房がその動きに合わせて大きく揺れる。
そして、戦慄した疼きが急速にこみあげてきたひろひろは
「ああ、どうしたらいいの‥、どうしよう‥私‥」
そんな言葉をひきつった声で叫ぶのだ。
哲夫はひろひろを腰の上で揺さぶりながら、遠慮しないで気をやりな、と促す。
こんな風に陵辱されて気をやるなんて‥と崩壊しそうな自分を叱責し耐えていたひろひろであったが、
「ああ、駄目ッ、ごめんなさい、慎次くん、私、もう我慢できない。いくっ、ああ、いくっ、いくうっ」
哲夫に揺さぶられ、責めぬかれて、‥遂に絶頂を極めてしまったのだった。
「よかったね。ひろひろさん」
男達は哲夫の膝の上に跨ったまま、腰をひくつかせているひろひろのまわりに集まってきた。
「さすが人妻は感度がいいぜ。これからみんなで順番に何度もいかせてやるよ‥」
そういった男達の声が、快楽の余韻に浸るひろひろには、どこか遠くの別世界から耳に響いてくるように感じられた‥