‥‥‥‥‥‥
「皆さん、お待たせしました。」
女性を肩に担ついだ男が、会場となっているその大きな部屋にあらわれた。
会場内が、その光景にざわめき立つ。
「皆さん‥。皆さんがお待ちかねのひろひろさんの到着です。ふふふっ。」
男が肩に担いだ女性を床に降ろした。
「うううっ」とその衝撃に女性がうめく。
「あっ、あれは、…うぉぅ、本当に…ひろひろさん‥なのか‥」
会場内の男達が放り出されたその女性が、あの‥Ｊカップ巨乳のひろひろであると知って歓声をあげた。
男は、不敵な笑みを浮かべて床に転がされたひろひろを覗き込んだ。
かたわらではその男とともに計画を進めてきた数人の男達も奇妙な笑いを浮かべている。
ひろひろは、友人に紹介されて最近知り合ったこの男に
「部屋で友人達と飲み会をやるからぜひ来て欲しい」と頼まれたのだ。
それが男達ばかりの飲み会だと聞いて、さすがに躊躇したものの、
頼みこまれては断れずに、その飲み会に出かけていった。
それが、ひろひろにとっての悲劇のはじまりだった。
男達の悪巧みで、気づかぬうちに眠り薬のようなものを飲まされて眠りに落ちてしまったのだ。
そのまま、そこから担ぎ出されて、１０人程の男達が集まっているこの部屋につれて来られた。
男達は最初から計画的だった。
これから行うひろひろへの羞恥責めで、それぞれの想いを遂げようと考えていたのだ。

‥‥‥‥‥‥
「気がついてじたばたと暴れだしたらめんどうだから。みんなでひろひろさんを素っ裸に剥いでしまおう。」
首謀者である男がこともなげにそういうと、縄を放り投げた。
「素っ裸にして、これで縛り付けよう。あこがれのひろひろさんが相手だもの。皆さんも不足はないでしょう。」
「そうですね、早くしたほうがいいかもな。モソモソ動き始めている。」
男達は、ひろひろが盛んに寝返りを打ち出したのをみて、あわて気味に顔を見合わせた。
そして息をつめた表情で頷きあうと、ひろひろのそばに集まってくるのだ。
寝返りをうっているがひろひろはまつげを固く閉ざしたまま、まだ意識は回復していなかった。
服をぬがせるといってもどこから手をつけていいかわからないかのように、
男達はひろひろが着ているワンピースのあちこちに手を這わせるのだ。
そのうちにひとりが肩に手をかけると軽く一回転させてうつ伏せにさせた。
そして、ホックを外し、ワンピースのジッパーをスーと引き下ろした。
艶かしい色気と清純さを匂わせる下着姿になったひろひろを見た男達は
体内に湧き上がる欲情に身震いし、生唾をのみこんだ。
男達は、綺麗な刺繍のほどこされた下着の裾をめくりあげるようにして、
薄皮をはぐようにストッキングも剥ぎ取ってしまう。
そして下着も、その肩紐をしなやかな肩から外し、
裾に手をかけてするすると引きずるように剥ぎ取ってしまった。
「しかし…。これがあの‥、さすがにひろひろさんだ…。肌まで透き通るように白い…」
男達は、今はもうブラジャーとパンツだけの姿に成り果ててしまったひろひろの、
透き通るような肌の白さと優雅でなよやかな身体の美しさに溜め息をつくのだ。
男はひろひろから引き剥がしたワンピースや艶かしい下着、ストッキングを拾い上げると、
息を呑むようにひろひろのまわりを埋めて見つめている者達に放り投げた。
そしてもうたまらなくなったかのように、つづいて、うつ伏しているひろひろから、
巨大な乳房が窮屈そうにしまいこまれていたブラジャーの背中のホックも外し、
引きむしるように剥ぎ取ると、それも投げ出した。
瞬間、うつ伏せの身体が浮き、ぶるんと大きくゆれるひろひろの巨大な乳房が露わになった。
「わあぁ」と思わず男達が、そのあまりの大きさに歓声をあげる。
そして、ひろひろはそのまま、巨大な乳房を床に押しつぶすようにしてふたたびうつ伏した。
見つめていた男達は無意識のうちに自分の足下に散乱した下着類を拾い上げる。
それらはまだ、ひろひろの体温が通っているように生暖かく、
そして優しく悩ましい女体の匂いを含んでいた。
思わず拾い上げた男達はその温もりと残り香に切ない恍惚の思いにさそわれ顔を近づけてしまうのだ。

‥‥‥‥‥‥
「さぁ、皆さん。いよいよ最後のものです。」
「そう。今度は、ひろひろさんの身体にただひとつ残った…パンツを剥ぐ番‥。」
そういった男の手は、すでに薄い悩ましい純白のパンツにかかっている。
床にうつ伏したひろひろのパンツをするすると半分ばかり引き下ろすと、
見つめる男達を戦慄めいたものが背筋を貫き、思わず「あっ」「ああ」などと声をあげるのだ。
そして、悩ましいカーブを描く官能的なひろひろの双臀が
深い翳りを持ち亀裂まで露わにしくっきり浮かびでると
一瞬目眩のようなものを感じたようにその姿を無言で見つめるのだ。
「へぇ、さすが‥。これは、ああ‥美しい官能的なお尻だ」
男が、そのあまりの美しさに感動したような表情で
ひろひろの双臀の盛り上がりに見入り、そこにそっと触れた。
「おっと、こんな事している間に正気づかれて暴れだされたら面倒です。ふふふ、すぐに縛ってしまいましょう。」
男は一気にひろひろの純白のパンツを引き下げ、華奢な足首からぬきとってしまうのだ。
「さ、これでとうとう、ひろひろさんは素っ裸です。」
男はついにひろひろから最後のものを脱がしとり、
それを指先でつまんで誇らしげにヒラヒラさせ、まわりの男達を見るのだ。
その間にも、男達はひろひろの白くて華奢な両腕をつかむと、
艶やかに光る背中の中程にがっちりと重ね合わせ、縄を巻きつかせていくのである。
きめの細かい白い背中に華奢な両手首を縛り上げうつ伏せたままいまだ気を失っているひろひろ。
「皆さん、見てください。どうです、この綺麗な肌は‥」
男達はがっちりと後ろ手に縛られたままでうつ伏しているそんなひろひろの艶っぽい肌に見惚れるのだ。

‥‥‥‥‥‥
「おっ、どうやら、ひろひろさんが正気づいたようです。」
二度三度、床に押し当てて顔をよじらせていたひろひろは、なにかに怯えたかのようにふっと眼をさました。
「気がつきましたか、ひろひろさん。ずいぶんと長いこと、寝ていましたね。」
男はひろひろの陶器のように白い背をなぜさすっていった。
ひろひろはハッとして、そのまま、呼吸を止めたように硬張った表情で
しばらく男の顔を見つめていたが、自分の身に何が起きているのか、まだ把握できずに
緊縛された裸身を起きあがらせようとする。
男は、ふふっと笑ったまま手を出さず、ひろひろの動きを見物している。
ひろひろは、起き上がろうとして、
自分がいつの間にか一糸まとわぬ素っ裸に剥がれていることにはじめて気づき、
ふいに水でも浴びせられたように顔面からは血の気がひいた。
「な、なんでっ。こ、ここはどこです。私に、な、なにを‥」
ひろひろの目の前には、大勢の男達の顔がひろがる。
恐怖につりあがった眼を男達に向け、いゃぁーと昂ぶった声を出したひろひろは、
次に自分のみじめな素っ裸を男達の眼から反らそうとし、その場に二つ折りに身を縮ませた。
ひろひろは訳がわからないながらも、さすがに自分の身に降りかかった危険を直感的に察した。
ぴっちりと成熟しきった雪白の太腿を立膝に組み合わせながら、
もう前に視線を向ける勇気もなく、恐怖と屈辱に光沢のある乳色の背中をガクガク震わせている。
気がつけば素っ裸に剥がれ、両手をきびしく後ろ手に縛り上げられているとは‥
その恐怖と恥辱にひろひろは嗚咽しはじめた。

‥‥‥‥‥‥
「これから、ひろひろさんには、この会場に集まった皆んなの前で恥かしい責めを受けてもらいます。」
男がその行動とは裏腹のやさしい声でいうと、ひろひろのしなやかな肩先に手をかけた。
「えっ、‥なにを‥。いやですっ。あっ、はなしてください。」
肩を押さえつけられてそう声を出した。
ひろひろは狂ったように肩を揺さぶって男の手を払いのけると
よろめくようにして立ち上がり、その場から逃げ出そうとする。
「ひろひろさん、そんな丸裸でどこへ逃げようというのです。」
男は別段あわてず、
後ろ手を縛られ素っ裸で前のめりにして脇の方へ向かっていくひろひろを見送っている。
そこには数人の男達が道をふさいでいる。
しかし、ひろひろはもう必死な思いで、その男達に緊縛された裸身をぶち当てていくのだ。
後ろ手に縛られているために、ひろひろが必死に男達にぶち当たるごと、
その余りの大きさの乳房も隠す事もできずに、皆の目の前で大きくぶるぶるっとふるえるのだ。
「ああ、あなた方、なんでっ…。どいてください。ああ、お願い。助けてくださいっ。」
泣きじゃくりながら、何度も男達に肩先をたたきつけているひろひろの
悩ましい肉づきの双臀を男は後ろから愉快そうに眺めている。
そんな抵抗を示すひろひろの大きくゆれる乳房に
「本当に、なんて大きな乳房なんだ、こんな大きな乳房をじかに見る事ができるなんて夢のようだ‥」
と男達が息を呑む。
そんな巨大な乳房のみならず、ひろひろの官能的にむっと盛り上がった双臀の、暗い翳りを含んだ深い亀裂は、
なんとも色っぽく、それを眺める男達の胸を痺れさせるのだ。
「ひろひろさん。逆らっても無駄です。覚悟を決めておとなしく命令に従った方がいい。」
男にそういわれ、ひろひろはそのまま道をふさいでいる男の肩に額を押し付けて、
しなやかな肩を震わせ、泣きだすのだ。
泣きじゃくるひろひろの艶々した背中には、華奢な両手首ががっちりと交錯して縄で縛り付けられている。
それは痛ましい感じでひろひろの号泣といっしょに震えている。

‥‥‥‥‥‥
男はひろひろのほうに迫りはじめた。
するとハッとしたようにひろひろは反射的に振り返り、眼をつりあげて男を睨みつける。
「ち、近づかないで下さいっ」
大声でひろひろは叫んだが、その声は震えている。
男は「ほう」と感嘆の声をあげ、何一つ覆うもののないひろひろの素っ裸の全身を凝視する。
後ろ手に縄を巻きつかせて、蕩けるような柔らか味を見せている形のいいびっくりする程に巨大な乳房。
その乳房の先端では、ひろひろの秘め事である陥没した乳首が息づいている。
後ろ手に縛られている為、その自分の中の最大の秘め事さえも、ひろひろは押し隠す事ができず
男達にすっかりと曝け出されて、凝視されてしまっている。
そしてなよやかな線をもつみぞおちから腰部のあたり、すんなりと引き緊まった伸びのある二肢の優美さ。
男達のギラギラした視線は移行して、ひろひろのほどよく色づいた両腿の付け根に釘づけになった。
美しく柔らかくふくらんでいる繊毛の悩ましさに男達は恍惚とした表情となっている。
「ひろひろさん。本当に‥素晴らしい裸だ。」
男もそれを見つめ、さらに一歩ひろひろのほうに近づくと、
たちまちひろひろは悲鳴を上げて、緊縛された美麗な裸身を横手の壁のほうへ走らせるのだ。
ひろひろは後ろ手を縛られた危なっかしい足どりで逃げまどいながら、男に必死な眼を向けた
「お願いです。ゆ、許してください。」と叫んだり「こんな事あんまりです。」とわめくのである。
「そうはいかない‥。やっとひろひろさんを思いどおりにできるんだ。」
「長い間‥今日の日を皆んなが楽しみにしていたんです。さあひろひろさん、まずは…。」
男はひろひろが引きずっている縄尻をすばやく掴む。
男達の言葉から、この行動が計画的だった事を知ったひろひろは絶望の中で、
縄尻をたぐられて悲鳴をあげながら舞い、男のがっしりした胸に引き寄せられていった。

‥‥‥‥‥‥
「抱き上げるから、ひろひろさんの肢を持ち上げてください。」
声をかけられた男達は必死な思いでばたつかせているひろひろの白い脛に手をからませる。
「ああっ、いっ、いや、なにするんです‥」
男達に、後ろ手に縛りあげられた裸身を横抱きにされ、
ひろひろは狂乱したように髪を揺さぶってわめいた。
床に投げ出されてもひろひろは両肢を縮め、上半身をのたうたせて暴れている。
「もう、おとなしくした方がいいですよ。さ、ひろひろさん。足をうんと開いてください。」
男達に目くばせして、繋いだ縄でひろひろの足を縛ろうとする。
「あっ、な、なにをするんです。あ、あなた方、やめてくださいっ。」
ひろひろは自分の二肢が男達の手で左右に割り裂かれようとしているのに気づくと、
悲痛な表情になり、激しく下肢をばたつかせた。
「ああっ、こんな事をして、ただですむと思っているの。」
ついに男達にばたつかせる下肢を取り押さえられたひろひろは、
艶々したうなじまで苦しげにのけぞらせながら悲痛な声でうめいた。
「ふふふっ」
男達は、そんなひろひろにおかまいなしに華奢な足首と脛をつかみ、力一杯引き裂いていく。
「あ、ああっ」
ひろひろは真っ赤に火照った頬を床にすりつけて悲鳴をあげた。
「足首を縛ってください」
そう声をかけられた男達はひろひろの華奢な足首に縄を巻きつかせる。
力尽きたひろひろは、もう抵抗する気力を喪失したように男達に足首をつながれながら、
断続的なすすり泣きの声を洩らしているだけであった。

‥‥‥‥‥‥
男達はふと眼を上げる。
無残にも人の字の形で縛り付けられてしまったひろひろの肢体を見つめると陶酔がこみ上げる。
浅ましいばかりに左右へ割り裂かれた妖しい悩ましさをもつ白色の両腿、
その付け根の絹のような柔らかい感触の繊毛は上部へそよぎ、
その下の下層の秘密の谷間はくっきりと浮かびでている。
男はまるで獲物を検分するようにひろひろの美しい体のあらゆる部分に眼を這わしていたが、
ぐっと左右に割れ裂かれている両腿の中心部を最後に覗き込むと、
「うん。可愛い割れ目だ。どうです、これっ。」
と淫靡な笑みを浮かべ、じっとその裸身を見つめている男達の顔を見るのだった。
ひろひろの花唇は柔らかい感触の繊毛におおわれていた。
そして薄紅色の肉の壁はきれいな佇まいを見せる。
その上の蕾も色っぽく発達して今は半分程が包皮に包まれており、
淡いピンク色をたたえて、哀れにうちふるえていた。
「へえ、ひろひろさんのここは‥とても、お上品な感じのものですね。」
「本当だ。きれいで可愛らしいものですね。この蕾、可愛い。」
そういう男達は、生贄となったひろひろの恥部を目のあたりに見つめる行為に怪しい陶酔感を覚えた。
ひろひろは考えられない羞恥にどうすることもできずに、
「ああっ…いやょ」と哀れな嗚咽をもらしつづける。
脚から腿へは優美な線を描き、女っぽく豊かになって、
それが脚の付け根あたりになると官能的に肉づきもムチムチと引き緊まっている。

‥‥‥‥‥‥
男は床に腰をおろすとひろひろのその部分へ指をのばしていく。
ひろひろは男の手で自分のもっとも辛い部分をいたぶられるのだと気づき、
凍りつくような屈辱の思いで上気した頬をわなわな震わせるのだ。
「そんなに怖がらなくてもいいですよ。すぐ夢心地にしてあげます。ひろひろさん。」
男はそういうと、ひろひろの内腿を一度下から上へと指先ですっとさすりあげた。
ヒィーッとそれだけでひろひろはひきつたような悲鳴をあげた。
「じゃ、皆んなで、ひろひろさんのその大きなおっぱいを優しく揉んであげてください。」
と周りの男達に声をかけた。
その声が合図かのように、男達はぴったりとひろひろに寄り添っていき、
ひろひろの溶けるような巨大で柔らかな乳房を掌で包み込む。
「ああっ」
左右のふたつの乳房を男達の手で触られ、その瞬間、
ひろひろは人の字に縛りつけられた優美な裸身をピーンと硬直させ、意味にならない言葉を口走ったが、
男がスーッとひろひろの太腿、内腿をくすぐりたてると、それでもう汗ばむほどの興奮を覚え出したのか、
真っ赤に上気した美しい顔を切なげ揺さぶりながら熱っぽく喘ぎはじめるのだった。
男達の掌は溶けるような二つの大きな柔らかい乳房を包み込むようにし、
ゆさゆさと上下へ押し上げたり、ゆるやかに揉みほぐしたり、
そしてずっぽりと陥没している可憐な左右の乳首の乳頭を、
それぞれがそっと指先でなでさすり、つまんでいく。
その大きな乳房の秘密の先端部分への愛撫に堪らなくなったように、
陥没していた右の乳首が、まずその大きな乳房の中から顔を出し、
「あう、うっ」とひろひろが喘いだ。

‥‥‥‥‥‥
「へぇー、さっきまであんなにずっぽりと陥没してたくせに、意外と大きな乳首だな。」
「こんなに大きく、しっかり勃起してきた‥」
と男達はおどけてみせ、大きく勃起した乳首をコリコリと愛撫したり、唇をおしつけたりするのだ。
「そうか。でも、こっちは引っ込んだままでなかなか出てこないなぁ」
左の胸の方を担当していた男が少しとまどったようにいう。
「左の乳首の方は強情に陥没したままでなかなか出てこないなぁ。」
その男の言葉に男達は大きく勃起した右の乳首と陥没したままの左の乳首を見比べる。
「ああっ…いやよっ、見ないでぇ…」
「ひろひろさん、左の乳首の方は相当恥ずかしがりのようだね。」
「本当に。ほとんどへこんじゃってて、どうしたの？恥ずかしくて表に出てこれないのかい」
「ああ‥は、恥かしい。いやょ‥、もう言わないで」
男達はコンプレックスの部分を嬲られる恥ずかしさに震えるひろひろの羞恥を
さらに増幅させるようにそんな言葉でいたぶるのだ。
一方、両腿の付け根の部分を担当していた男の方は、指をしだいに移行させていきながら、
ひろひろの両腿の付け根からついに淡い悩ましい繊毛のふくらみへふれさせていく。
「ひろひろさん。もっとくわしくみせてください」
男はにじり寄り、ひろひろの草むらで隠された丘に両手を添え、くつろげた。薄紅い花びらが開いた。
「いや…いやっ、見てはだめ…」
「これが、ひろひろさんの実体なのか」
男達は、巨大な乳房と乳首をいたぶりながら、そのなまなましい形状を食い入るように凝視した。
きれいな薄紅色の肉の壁は開き、
その上の蕾も勃起してその全体が濃いピンク色に染まって可憐に顔を出していた。
ひろひろは歯を噛み鳴らし、膝頭をぶるぶる震わせている。
男の指が動いた。意地悪く、その敏感な蕾を弾き上げた。
あっとひろひろは背筋を反らせてる。縛り上げられた二肢がひきつった。
「ああっ」
ひろひろは男達の淫らな責めにあい、次第に肉体を燃焼させた喜悦の声をはりあげはじめていくのだ。

‥‥‥‥‥‥
最後まで頑固に陥没しつづけていた左の乳首も、
男達のねちっこい責めに遂に少しづつ頭をもたげてきていた。
その惑乱ぶりを楽しんで男は
「これで、性能を試してあげる」
とバイブレーターを取り出してまわりの男達にみせる。
「だから、その前に…もっともっと、ひろひろさんの裸身を揉みほぐしてあげてください」
男達が頷き、ひろひろの柔美な裸身に絡みついていく。
乳房を握ると、乱暴に揉みしだき、指で硬くとがった乳首をつまんだり、
歯をあてて噛んだりし、一方で掌を太腿に押しあてたり内腿を撫でさする。
ウエストや腰も愛撫する。まさに天女に襲いかかる鬼達といった模様である。
いよいよ男が秘境の溝へ指先を侵入させる。なま温かく指がつつまれる。
スムーズに迎えられて男は狂喜した。
「ふふっ、ひろひろさん、好きなんだな」
男の指が必要に探訪する。指の付け根が色づいた蕾をとらえて刺激した。
「ああっ、ああぁ」
ひろひろの息づかいにあわせて蕾が微妙に振動しているように感じられた。
ひろひろの恥辱にまみれた喘ぎと哀願が切なさを帯びはじめた。
男がうっすらと笑いながら
「いい頃合だな」とバイブレーターを把んで、スイッチを入れた。
ブーンとモーター音を鳴らして全体が振動をはじめた。
男は尻の丘を両手で広げて覗き込んだ。
青白い地肌の少し色を濃くした中央部に、可憐にすぼまった蕾が息づいている。
薄紅色したその肌は、そのまま前の方につながっていて、
短い毛足の恥毛に囲まれた美しい花のひだが露呈していた。

‥‥‥‥‥‥
「これからはじめるから、ひろひろさんを優しくなだめておいてください」
それに応じるように、男達はひろひろを抱き抱えるようにしながら身体中に愛撫をくわえていく。
卑猥に振動するバイブレーターの先端が、ついに目的地に到達するのが、男達の目にはっきり映った。
ひろひろの下半身が、ピクッと緊張を示した。
ああっと悲痛な呻きをもらして、胸を大きくのけぞらせた。
バイブレーターで巧みに責めぬかれたひろひろは、たちまち快感の波に溺れていった。
男はひろひろの微妙な反応を捕らえつつ、バイブレーターを前後に、不規則な律動を与えつづける。
「いやっ、だめ」
裸身をのげぞらせて、悲鳴をあげたひろひろの内股がぶるぶると震えた。
あっあっと喉の奥から繊細なすすり泣きを洩らすひろひろの声に
いっそう煽られた男は没入させたバイブレーターで内部の柔壁をまさぐっていく。
激しさとやさしさでひろひろの秘花を愛撫するのである。
「あっ、いいーっ」
たちまち絶頂へのぼりだしたひろひろは全身を熱く火照らせ、小鼻を喘がせて淫らに双臀を振りはじめた。
「い、いゃぁ、いいっ、あぁっ」とうわ言を口走るひろひろの肉体は
炎の塊となってその一点に全神経を集中させ、花芯から愛液を溢れさせ、とどめをまっている。
「ひろひろさん、いってもいいですよ」
そう言って男がとどめだとばかりにバイブレーターを動かした。
「あっ、ううっ、もうだめぇ…、い…いくぅ、うううっ」
ひろひろの生々しい悲鳴とともにじっとりと甘い粘液を噴出させた花芯が凄まじく摩擦して、
絶頂を極める官能の喜びをバイブレーターに伝えた。
花芯全体がバイブレーターをグッと締め上げ、白い内股の筋肉が硬直を見せて、
強い引きつりがひろひろの身体の隅々にまで突っ走っていった。
左右に割り裂かれている成熟した太腿が、ひろひろの絶頂をむかえた快楽の余韻を示していた。

‥‥‥‥‥‥
バイブレーターで責め抜かれて、快感の絶頂を極めたひろひろは、
男のうでの中で顔を伏せて快感の余韻に浸っていた。
しかし、そんな恥かしげな姿にさえも、可愛らしい優美な風情が溢れていた。
男はその可憐な顔を見ると、もっともっと愛しいひろひろに羞恥責めを与えたいと思った。
その優美な可愛らしい顔を屈辱に歪めさせ、人間としての尊厳まで奪うような辱めをひろひろにあたえたい。
そう考えた男は今度は絶頂をむかえてひくついている花びらの下に息づく菊の蕾をぐっと押し開いた。
「な、なにするんです。そんなところを、やめてっ」
と新たな責めにすっかり打ちひしがれておとなしくなっていたひろひろがふたたび大きく身悶える。
「ひろひろさん、なんて可憐な尻の穴なんだ。美人とは、こんなところまで優美なのか…」
「…いや、いやっ、そんなところ、おしりは…だめぇ。」
「ふふふっ、しかし、その優美な可愛らしさも、これを使えばどうなるかなぁ。」
そういいながら男はなにやら液体の入った小瓶を取り出すとひろひろに示す。
その液体は薬液であった。男が持っているその薬液は排泄作用を喚起させる効果のあるもので、
小量でもそれを初めて経験する者には刺激が強すぎるほどの効果のあるものだ。
「心配しなくてもいいですよ。お腹の中まで流し込むような本格的なものとは違うから…」
「小量をお尻の中に塗りつけて便意を喚起させるだけです。
だから、みっともなく、だらだらと液体塗れのものを垂れ流すような事にはなりません。」
などとひろひろにむかってその液体の効果を細かく説明するのだ。
「ふふふっ。ひろひろさんのものは、どのくらい溜まっているかな。」
考えられないような恐ろしい言葉に震えるひろひろ。
便秘症のひろひろは…、実はもう何日もお通じがなかったのだ。
「いやよっ、いやっ、そんなもの…塗られたら……、わ、私はどうなってしまうの…」
「ふふふっ。皆んなの前で、おもしろい事がはじまる…。」
「いやですっ、ゆるして…、他のことなら何でも…で、ですから、それだけは」
あまりに恐ろしいことをはじめようとする男に、身体を震るわせ必死になって哀願するひろひろ。
そんな怯えるひろひろを無視して、男は中指を薬液で濡らし、そっと菊花にあてていくのだ。

‥‥‥‥‥‥
「あっ」
ひろひろは火でも押し付けられたように激しく双臀を揺さぶって悲鳴をあげた。
火のでるような恥辱に、首をふり「嫌、嫌っ」とその部分をすぼめる。
男は指先でそこを探るように撫でては、少しずつ括約筋の抵抗を奪っていく。
男の指頭が蕾に侵入しだすと、ひろひろは脳天までくらくらとなる妖しい痺れに狼狽し
「ああっ」っと上体をひねって暴れる。
排泄作用にしか役立たぬはずの恥ずかしい場所から
信じられぬような快美感が汚辱感と同時にこみあがってきたのだ。
「どうです、ひろひろさん。」
と男は蕾の内部に付着している物をさぐるかのように指で撫でる。
「ど、どうして、どうしてここまで私は嬲られなければならないの」
ひろひろは熱っぽくて鋭い感覚がそこから頭の芯にまで貫くと我を忘れて口走る。
いくらひろひろが身体を清潔にしているといっても、そんなところまでは洗えるはずはない。
そこは、普段から身体の隅々まで清潔に保っているひろひろが、唯一清潔さを維持できない場所ともいえた。
ひろひろは男の人の道にはずれた責めにあって、地獄に落ちたような絶望感を感じてわが身の不幸を呪うのだ。
「ううっ、いやァ…」
ひろひろが絶叫した。いよいよ、男の指が深々と蕾の奥まで入ってきたからであった。
「ひろひろさん。満足で胸がいっぱいです。こうしてひろひろさんのお尻の穴の中までいたぶることができて。」
男は愛しく、そして美しいものを辱め破壊していく弄虐に酔い痴れ、ひろひろの腸壁をぐるぐるとこねまわすのである。
硬い粘土にも似たものまではっきりと指先に感知され、まわりの壁がねっとりと指にまといついてくる。
「こ、怖い…怖いの。これから…、私は、ど、どうなってしまうの。…もう…よ、よしてっ」
ぶるぶる震えながら男の嬲りに堪えるひろひろ。
ひろひろはそこを男の指で刺激されただけで激しい便意に襲われてしまっていたのである。
その恥ずかしくも恐ろしい感覚に怯えるひろひろ。
男の指先に塗られた薬液による排泄作用の喚起の効果は大きく、
このような物を初めて経験するひろひろには刺激が強すぎるほどのものであったのだ。
じっとりと脂汗を滲ませてうろたえはじめたひろひろの異常を知って、男は指を引き抜いた。

‥‥‥‥‥‥
血の気の失せた表情で、美しい眉根をしかめさせるひろひろは、
唇をわなわなと慄わせ、激しい便意にもじもじと双臀を揺さぶりだす。
「ひろひろさん、相当お腹の中に溜まっているらしい。」
そう、ひろひろの便意を見抜いた男はふたたび引き抜いた中指を薬液で濡らした。
「いっいゃっ。なんでも、なんでもないです。」
恥ずかしい便意を押し隠そうとするひろひろ。
「お、お願いです。縄を、縄をほどいてください。」
しかし、ついにひろひろはその激しい便意にたまらなくなって男に訴えた。
「縄をほどいたら、どうするんです？」
「ト、トイレに…」
もう羞恥も見栄もかなぐり捨てていうひろひろの身悶えに、…なんと男は、
「その必要はないです。ここで遠慮なく…していい。ちゃんと後始末はしてあげますから。」
そういって男達に持ってこさせた、洗面器をひろひろの小刻みに震わせている双臀の前に置くのだった。
「そ、そんなっ！！！」
「そんなこと、絶対できません…。ああっ、一生のお願い、トイレに行かせてっ。」
苦しそうに喘ぎあえぎ哀願するひろひろの肌は、
すでに何度目かの便意の波に襲われる辛さを表すかのように鳥肌立ち、
菊花はその筋肉が微妙な緊縮をみせている。
「なら、ひろひろさん。トイレに行って、どうしたいのか…いってみてください。そうしたら、考えてあげてもいい。」
「うっうう、…なんて、こと…。そ、そんな事、いえない…いえません。」
便意を我慢している事を知られていることさえ恥ずかしいのに、そんな事をいえるわけがない。
「そうですか。それなら、ここでするしかないですね。」
しかし、またまた、せっぱつまった便意の激しい波がひろひろを襲う。
眼の前におかれた洗面器を見るとひろひろはなんともいえぬ悲痛な表情になって男を見つめた。
「ああっだめっ、それだけはいやっ。ううっ、わかったわ。言います。だ、だからトイレに…」
「ほう、ならトイレにいってなにをそんなにしたいのか、ちゃんといってみてください」
もう、ひろひろは限界だった、たくさんの男性の前で、こんなところでだけは、絶対にできない。
「ああっだめっ。うっ、わかったわ。い、言います。な、なんて言えばいいの…」
「ほう。そうですか。なら…トイレに行ってうんこしたい！−って、ちゃんといってください」

‥‥‥‥‥‥
「………」
あまりの羞恥に絶句したひろひろであったが、再びせっぱつまった便意の激しい波に襲われると‥。
「あっ、ああっ、もうだめっ。い、言うわ…。お願いです。だからトイレに行かせてください。‥」
「ああ‥、わ、私‥、う‥、……、うん…こ、…したい！」
今はトイレに掛けこむ事だけが全存在に先立つ唯一の願いのひろひろは
ついに羞恥も見栄もかなぐり捨てていうのだ。
「はははっ、皆なさん。ひろひろさんが、トイレにいって、うんこしたいんだそうです。」
「ああっ…」
「ふふふっ、ひろひろさん。もう一度、ちゃんと、だれが…、どうしたいのかいってください。」
会場内からは、恍惚とした表情の男達の笑い声が起こる。
「もうだめっ…出ちゃう。早くっ。…ひろひろよ。ひろひろは、トイレに行って、うんこしたい…。」
「ふふふっ、ひろひろさん、よく言えましたね。…でも、だめです。
ひろひろさんが排泄までしてくれるとなれば、…これはどうしても…ここで見物しなきゃならない。」
「なっ！…。ひ、酷いわっ！…ト、トイレに行かせてくれるって…」
「はは、考えてあげてもいいっていっただけです。」
「ああっ、卑劣なっ。どこまで私に恥をかかせれば気がすむのです。」
ひろひろは、恨みっぽくそういう内にも生理の苦痛はズキンズキンと響くように込みあがる。
「もう、こうなれば、洗面器を使うよりないじゃないですか。」
男は意地悪くそういうと、薬液で濡らした中指をふたたびひろひろのすぼまる菊花に当て、挿入していく。
「い、いやっ、あ、あっ」
熱い疼痛が菊花に走った。そしてそれはだんだんとひろひろの腸内に埋まりこんでいった。
下腹部の重く気怠い便意に必死で堪えるひろひろの体内で、ゆっくりと男の指の先端が動きはじめた。
腸が、指による刺激と薬液との強烈な攻撃を受けて、グルルと震えだす。
ひろひろは言い表せぬ辛い便意と恥辱とが混ざった苦悩に歯を食いしばって堪えていた。

‥‥‥‥‥‥
（ああっ、も…、もう駄目よっ、ああっ、出ちゃう。……うんこ…したい。）
今やその生理的欲求は、全てに優先する、ひろひろの唯一の願いとなっていた。
男に無理やり言わされた言葉が、いまや唯一の願いとなって身体中を駆け巡る。
首筋から肩先の肌が脂汗でじっとりと濡れ、
縄で縛られた足の先が深く折れ曲がり悪寒が断続的に腰部から背中へ突き抜ける。
「ああ、もう私、我慢できないわ。ああ、助けて。」
人に言えない恥ずかしい場所を嬲られている死にたいような屈辱感と限界にきている便意の戦慄に
ひろひろはくくっと喉の奥から哀切な呻きを洩らすのだ。
「ひろひろさん。そんなに我慢せずに、ほらっ、早く、吐き出したらいい。」
ひろひろの限界を察した男はそういって指をひろひろの菊の蕾から抜き取った。
「うぁっ、も…、洩れちゃう…」
ひろひろは必死で蕾をすぼめ、もう限界をこえている腸内の生理的な欲求に堪えた。
「もう、我慢できない、出ちゃうわっ、…助けてっ」
喘ぎはさらに強まりひろひろは両腿をすりあわせるようにして振るえながら見栄も体裁もなく口走る。
しかし、摩擦したような感覚がじわじわと全身をつつみだし、ひろひろの理性が崩れはじめていくと……。
「ああ、もう駄目。私もう…で、でてしまう…。ですから、縄だけは解いて、ねぇ、早く」
もうトイレに掛けこむ余裕すらなく、洗面器を使う事を決心したひろひろが
「もう駄目。ここでしますからっ。お、お願い…縄を…、縄だけは、助けてください、だれか、あっ…」
と切なげに悲鳴をあげる。
「もう、縄なんか解く閑もないでしょう。」
男に言われると、すでにどうにもならない状態に追い込まれているひろひろは
吸い寄せられるように自ら洗面器に両腿を左右に割ってその上にしゃがみこんだ。
「後生です、み…皆さん。あっちを向いて。お願い、見ないでっ、せめて…眼をそむけて下さい。」
進退窮まったひろひろはすっかり蒼ざめた表情を横へねじ曲げながらひきつった声で叫んだ。
せっぱつまって、ついにその地獄の汚辱へ身を投じようとしたひろひろだったが、
ひろひろのそんな最後のわずかな望みに反して、
男達は恍惚の表情を浮かべて奈落の底へ落下しようとしているひろひろを見つめている。
男達の熱っぽい視線を感じ、そして背後から男が双臀のあたりをまさぐりはじめると、
たえられぬ恥辱感が背筋を貫き、たまらず、今、一歩の排泄をひろひろはぐっと歯を噛みしめて耐え忍んだ。
「さっ、さわらないでっ…、あっちへ行って、……向こうを向いて」
「ああ‥、臭い…匂いまで嗅ぐつもりなの。…ああっ…なんて卑猥な…。」
と悲哀と恨みをこめた口調でいった時、ひろひろは再び、うっと鋭くうめいて顔をのけぞらせた。
男はこれが最後だとばかりにひろひろの下腹部に掌を押し当てて圧迫したのだ。
傍にいた男が今だとばかりに、カメラのファインダーを覗きこむ。
もうひろひろには数秒も耐え抜く気力はなかった。
「ううっ、……いやぁ…。…も、もう、駄目っ！…でるわ、ああ、でちゃうわっ…いやぁ」
大きく喘いで絶叫したひろひろはついに全身の力をぬくと、さっと顔を横に伏せた。

‥‥‥‥‥‥
激しい発作が生じたようにひろひろの裸身はブルブルと大きく慄え、
淡い落葉色の菊の蕾が外側にふくらんだかと思うと、いったんすぼまり、
そして今度はふくれあがって空気が洩れるような妙音とともに…、ひろひろの排泄がはじまったのだ。
「あっ、ああっ、…、どうしよう。ねぇ、どうしたらいいの…。」
「ぷっ、すぅ〜」
と最初に空気が洩れるような恥ずかしげな音を響かせたそこから、最初の物が姿を見せて落下すると、
続いて溜まっていたものが堰を切ったように、
可憐なひろひろのものとは信じられぬような太さと長さをみせて洗面器の上に積み重なっていく。
「あっ、あっ」
男に背後からしっかり肩を支えられ、
男達に大きな乳房を柔らかく揉みほぐされながらひろひろは断続的なうめきをあげ、
相次ぐ排泄の発作に全身を麻痺させている。
男達の手の中で、巨大な乳房の中に陥没していた乳首は、
排泄という行為に妖美な錯覚でも感じてしまったかのように、硬く大きく勃起して膨らんでいた。
ひろひろの菊花から排泄された、黄褐色のそれは、会場の部屋の内に異様な臭気を放ち、
形もさまざまにひろひろの菊の蕾から吐き出されるのだ。
ひろひろは蒼白になった顔を片方に伏せながら泣きじゃくり、
心臓が破裂するばかりの汚辱の中に深くのめりこんでいく。
カメラを構えた男は夢中になってシャッターをきり、位置を変えてひろひろの排泄の模様を写していく。
「あああっ…こ、こんな姿まで、人に見られるなんて…。ああ、ひと思いに死んでしまいたい。」
その考えられない羞恥の中で哀れに嘆くひろひろ。
しかし、男達はしっかりとその模様を目に焼き付けている。
洗面器の中のひろひろのそれは、醜悪な量でみるみる山となった。
「ああ…、は、恥ずかしい。」
吐き出すものはもう自分の意志でとめることもできず、
うしろから男に抱きすくめられた裸身をガタガタ震わせ、今度は真っ赤になって上気した顔で激しい狼狽を示す。
排泄による倒錯的で妖美な官能感かと錯覚するような感覚がこみあげ、
ひろひろは身体中の神経がめちゃくちゃにかき乱されている。
生々しい形のものを次から次へと吐き出すひろひろの無残な崩壊。
ひろひろが「…う、ううんっ」と最後のものを洗面器の中に落とし、肩を震わせて泣きつぶれると、
男達は、その後始末に取りかかる。
「こんなに溜まっていたのかい。すごい量だね。」
この世のものとは思われぬ残酷な仕打ちと胸が張り裂けるような汚辱感に声をつまらせて泣くひろひろに
男はなおもそんな言葉をあびせて羞恥を駆り立てるのだ。
排泄を終えて全身からすっかり力が抜け落ちたように洗面器の上にしゃがんだまま、
がっくり前へ首を垂れさせてしまったひろひろの汚れた蕾を男達がていねいに拭いていく。
双臀の間に背後より紙を滑り込ませて拭きあげられるごと、ひろひろはポーと顔を赤らめて、
「あなた方にこんなことまでさせるなんて、…ああ、私、いったい、どうすればいいの」
と哀しげにうめき、汗ばんだ肩先を震わせてシクシクすすりあげるのだ。
今はもう、常識では考えられない最悪の行為まで演じてしまったひろひろは、
深い絶望の底に落下していく妖しい感覚に陥っていたが、
ふと泣き濡れた美しい瞳を開いて男達と目をあわせると、はっと顔を横に伏せ、
悲痛な程の羞恥の波に襲われるのだった。

‥‥‥‥‥‥
「ふふふっ、いくらひろひろさんのものといっても、さすがにあの匂いはたまらない。」
トイレでひろひろの汚物を始末してきた男達がその水洗いした洗面器をもって戻るとわざと苦笑して見せた。
その言葉にひろひろはなんともいえない恥ずかしげな情けない表情になった。
「ああっ、とうとうこんな大恥を晒してしまって…。これから私はいったい、どうしたらいいの。…」
ひろひろは耐えられない屈辱感が胸に込みあげてきたのか、
そのまま、深く頭を下げ、奥歯をかみ鳴らしてすすり泣く。
男は、あられもない恥ずかしい姿をさらしてしまった自分をまた、恥じらって、
消え入るようにむせび泣くひろひろを恍惚とした表情で見惚れているのであった。
男達も、可憐で、しっとりと翳りを帯びたひろひろの可愛らしい顔をしげしげと見つめながら、
これがついさっき、洗面器の上に双臀を乗せて、
醜悪で無残な排泄行為を演じた女性なのかと信じられない思いになっているのだ。
ひろひろは男達に引き起こされ、力のない足つきで立たされて、時々、空虚な眼差しを男達に向けながら、
（これから、私はどうすればいいの、…どうなってしまうの…）と胸の中でうめくのであった。
とんでもない惨めな姿を大勢の男達の前にさらしてしまったひろひろは、
考えられないような最悪の屈辱と最大の恥辱に苛まれ、
時間が永遠に止まってしまったのではないかと感じる絶望感の中で呆然と立ちつくしていた‥‥