第８話〜露わにされた裸体〜　（２００７年１月５日掲載）
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「ああ‥」
男の前で巨大な胸をさらけ出したひろは、泣き声とも叫びともつかない、押し込められた声をあげた。
「うおお」と男はうめくような声をもらした。
やはりひろの豊かな胸は、ブラジャーの支えを失って大きく左右へ流れた。
さすがにその重さに下方へと垂れ下がったが、しかし、胸自体にもかなりの張りがあるようで、
見事に一定の丸さを胸の上で保っており、男はその美しさと‥なにより大きさに見惚れてしまっていたのだ。
そして‥、ついにひろの乳首も男の前で明らかになった。
巨大な乳房の中心の位置を示すかのように、ピンク色をした乳輪が二つ、白い胸に印を描いていた。
男は真っ白な乳房に、ほんのりと境目なく、小さな乳首がぴょこんと息づいているものを想像していた。
しかし実際に目の前で晒された彼女の乳首は、その乳輪の中にずっぽりと見事に陥没してしまっていたのだ。
白いブラジャーを外されることによって、男の目の前に咲いたピンクの乳輪と陥没した乳首は印象的で、
彼女の清純なイメージが、よけいに男へ与えるいやらしさといった感覚を際立たせた。
そして、陥没乳首というひろの秘密を知り得た事が男を有頂天にさせた。
ひろの身体に残ったきつめのブラジャーの跡も、いっそうその光景をいやらしく演出した。
美しい清純なＯＬが凌辱されているという加虐的なイメージもいっそう強くなった。
男は、長年夢に描いていた場面に感動すら覚えつつ、じっとりとベットの上のひろの上半身を観察していた。
その恥かしさに耐えきれないとでもいうように、ひろはときおり「見ないで‥」と消え入るような声を出した。
ひろは目をつむり、首を左右に振った。涙は羞恥で赤く染まった頬をぬらし、下唇を悔しそうに噛んだ。

「ひろ君‥いいかっこうだ」
ひろの乳房に釘付けとなっていた男がようやく口を開いた。その顔は満足そうだった。
ひろはその言葉に反応して、一瞬両手に力を込めたが、後ろ手に結ばれた手を動かす事はできなかった。
ひろがどれだけ身体を動かそうが、両手に力を込めようが、明るい部屋の中で、
男の目の前に、そして進一の目の前にさらされた巨大な胸、そして陥没した乳首は隠しようがなかった。
ただ、男の刺すような視線が、その部分から反らされることを期待して待つしかなかった。
「なんて大きな胸なんだ。‥それに陥没乳首だったのか」
男がひろに聞こえるようにそう言った。
「いやぁ‥」ひろは小さな声で反応した。
このように豊かな胸と、見事に陥没した乳首を晒す姿など想像もできなかったことだ。
清楚で上品な顔立ちからは、今の裸は想像がつかない。
男の性的対象として成り下がった彼女の姿に、男はよけいに欲情を覚えた。
「この身体で、こいつとやっちまったのか‥」
男が進一の方をチラッと見ながら冷たく言った。
「そんなこと‥してない‥」
進一がひろの変わりに叫んだ。
「うるさいな！　お前になんて聞いてない。そういうお前の態度が気に入らないんだよ」
男は進一が縛りつけられている椅子の脚をかるく蹴った。
「まだ終わりじゃない」
男はひろに向かって言う。
ひろに対する愛情の裏返しとなった恨みを晴らそうとでも言うように、次の恥辱行為を示唆した。
そして、進一の顔を窺いながら、ひろの足下へ移動した。
男は、ひろに唯一残されたパンティの端をつまんだ。
「あっ！」
ひろは慌てて首を浮かして、下半身の方をみやった。
ドレスを脱がされ下着だけの姿にされ、ブラジャーまで引き剥がされた。
次にされることは容易に想像がつく。ひろは慌てた。
「だ、だめぇ！」
「そんなに恥ずかしいのかい？」
男は、不安そうに首を上げ見ていたひろに聞いた。
「お願いです‥‥もう許して‥‥」
ひろは懇願するが、男はあくまでサディスティックだった。
「ああっ！」
男がひろに与える恥辱が、重みを持って彼女を打ちのめした。
体をクネクネとさせ逃げようとするが、まるで無意味な抵抗だと再認識させられると、
ひろはがっくりと、男の手の中で脱力した。
すべてが終わりだとでも言うように、ひろの顔は放心していた。
男の目の前ではピッチリとしたパンティーが下腹部に張り付いていた。
ブラジャーと一対になっている純白の布地は薄い感じできつめだった。
男は、パンティーの下に下腹部から指を割り入れて、焦らすように持ち上げた。
男は嬉しそうに、パンティーの布地を離した。
パチン‥‥そのまま下腹部に張り付いて音を出した。
「いやぁ‥‥それだけは‥‥もう許して」
ひろは涙声で懇願した。
「許す？　許すわけないだろう」
やはり男は、ひろの下腹部もすべて晒してしまうつもりでいた。
官能味を浮かべた腰部にびっちりフィットしている純白のものの付け根部分の羞恥の地帯は
布地が薄いのかうっすらと黒味がかっているのだ。
その最後の一枚に指をかけた男がいよいよ脱がせようとすると、
狼狽したひろは、せめてそれだけは許してと悲しげな表情で泣き
無駄とは知りつつも、両膝をこすりあわせ腰をゆさぶるのである。
しかし、男はひろの双臀のうねりに心を痺れさせながらゆっくりと引き下げていく。
徐々に羞恥の丘がさらけだされ、魅惑の縮れた繊毛がその姿を現した。
「ああ‥厭っ！」
ひろの羞恥のうめきさえ楽しむかのように、男はゆっくりと膝まで引き下ろした。
そして、あとは一気に脚の先から抜き取った。
首筋まで真っ赤に染めて羞恥と屈辱の嵐に全身を縮め、声を詰まらせて泣き悶えるひろの、
一糸まとわぬ全裸姿が淫虐な男の前に、そして愛しい進一の前にすっかり露わになった。
「ああ、見ないで‥‥、進一さんも‥見ないで、見ちゃいやっ‥」
歪んだ泣き顔でひろは無垢な裸身を激しい羞恥で震わせた。
男としての本能にその理性を狂わせられ、明るい光の中に晒されたひろの裸体に釘付けになっていた進一は、
ひろにそう言われてハッとしたものの、そこから目を離す事ができずにしっかりとその姿を焼き付けているのだ。

「ひろ君。たっぷりと可愛がってあげるよ」
「ああっ、いやっ‥やめてください」
男はそういって体を沈ませ、腰部に片方の掌をそえて、指先を繊毛の下の割れ目に忍びこませていく。
「‥いやよっ‥いや…いや‥」
二本の指で花びらをくつろげ、男は奥底まで覗き込むと、ひろの羞恥を増幅させるかのように、
今度は身体の位置をかえて、わざとその秘密の形状を進一に見せつけるようにするのだった‥