「‥見ないで‥」
やっぱり‥だめっ‥。
こぼれ出る塊を、たまらずに両手で押さえ込もうとする美沙。
「美沙課長、駄目ですよ！　両手は後ろです。ベッドの上に置いて！」
すかさず、加納からそれを許さない厳しい口調の命令が降りる。
美沙の両手は、暗示にかかったようにおずおずと前から後ろへと戻っていく。
そして‥男達の前に全てを明らかにされた美沙の胸‥‥

「えぇっ‥。これは！」
加納から驚きの声が上がった。
美沙は全身を真っ赤に紅潮させて耐えていた。
あまりの恥ずかしさに居たたまれない。
（ああっ‥、いやっ‥見ないで）
男達の前に無防備に晒されたのは、
この会社の社員達が想像し思い描いているような乳では‥たぶん無かった。
それは、まさに和也がエロティシズムの塊だというのにふさわしいものであった。

「凄いな」
目の前にあるのは、男達が想像逞しくしていたものとは違う‥
張り裂けんばかりにぱんぱんに膨らんで突出した張りのある膨らみなどではないのだ。
あれだけの大きさの重量があれば重力に逆らえずにいることは理屈では理解していた。
しかし、それは男達の理解の範疇をこえたものだった。
加納がポケットから取り出したスマートホンを美沙のそれに向けた。
「やめてっ、写真は撮らないで！」
反射的にベッドから手を離し、胸元を隠そうとした美沙。
「隠しちゃだめだ！！」
しかし、それを諌める言葉に一瞬の躊躇を示した隙に、‥シャツターはきられてしまった。

「ひどいわ‥」
美沙はもう、加納からの言動に自由を奪われてどうにもならない。
絶望感と恥ずかしさでいっぱいの美沙を、あざ笑うように加納が話しだす。
「まさか、こうまで、だとは‥、みんなが憧れていた胸が、こんな‥」
「ああっ‥いやっ」
「誰も想像してないでしょうね。‥あの美沙課長が‥」
「んっ‥あぁ‥言わないで‥」
「まさか‥こんなにまで」
「ああ‥お願い‥、許して‥」
「こんなにまでも長い乳の‥　柔らかそうな、軟乳だったなんて！」
「‥！」
ズドンと美沙の中に雷が落ちたような衝撃がおきた。

おっぱいを見られたい‥なんて‥
ほんの少しでもそんな気持ちが生まれかけていた自分を心底、後悔した。
コンプレックスの自分の胸を描写される言葉責めの破壊力は凄まじいものがあった。
ありのままのおっぱいを見られてしまえば、屈辱的な反応に曝される事はわかっていたのに‥
自分は寄せて上げてできた谷間を見せつけることで、大きな胸だと羨まれ、
注目を集める優越感で満足を得て、押し寄せるコンブレックスの波から逃れていたのだ。
（こんなに屈辱的な‥、ほんとうは‥恥ずかしい胸なのに‥ばかな‥私‥）

「美沙課長、これ、ほんとに‥長い乳だ。」
もう抵抗する気力すら失せてしまったように、
美沙は追い討ちをかける加納の言葉の衝撃に思わず胸を反らせる。
そうなのだ‥、美沙の胸は以前よりもさらに卑猥な、加納の言う「長い乳」になっていたのだ。
美沙にとっては、いたたまれないほどのコンプレックス‥軟乳コンプレックスなのである。
その軟らかな乳は３０歳を越えた頃から、さらに一段と長く垂れてきていた。
大きな乳房を必死に支えているブラジャーをはずすと、その膨らみは大きく垂れ下がってしまう。
男達の前に曝されたブラウスの上に伸びた二つの乳房は暴力的なまでに大きく、そして長い。
それは勇次達、若い男が想像するような、ぼんっと張りのある美巨乳などではなかった。
男達は美沙の本物のおっぱいを前にして、信じられないというように見つめている。
それなのに、この状況下で実際に目の当たりにした、美沙の垂れただらしない軟乳は、
この世でもっともエロティックなもののようにさえ思えて、ひどく興奮してしまっていた。

「せっかく、課長が自分から、おっぱいを曝して被写体になってくれているんだ。」
「ちがっ‥ぅ‥」
「このままほっとくなんて失礼だろっ。ほらっ、早く撮りな。」
「は‥はい」
加納に指示されて、それまで固唾を飲んで見つめていた勇次達がはっとしたように頷き、
それぞれがスマートホンを取り出して、美沙の姿を写真に収めていく。
「‥撮らないで。‥お願いだから‥」
消え入りそうな声で美沙にそう言われても、夢遊病のように繰り返しシャッターを押していく。
美貌の女性課長が本当はこんなおっぱいを隠していたという事実に、
股間で張り詰めた若い勃起は痛いほど脈打ってしまっている。

加納がさっきからの美沙の姿に、興奮して上ずりそうになる声を抑えて切り出した。
「美沙課長、もっと良く見せて下さい。」
聡明なはずの美沙の頭の中は混乱していた。
言葉責めによるコンプレックスへの衝撃を「長い乳」だ「軟乳」だという表現によって、
こんな短時間の間に身体の奥底まで植え付けられてしまったようで逆らえないのだ。
「ブラウスが邪魔ですね。」
加納はそう言って、ブラウスの前の残されたボタンを遠慮なく外していく。
両脇で大きなカップがぶら下がるブラジャーもすっかれ外され、
辛うじて下乳を持ち上げていた物たちから解放されて、
美沙の双乳は重力に引かれてさらにだらんとだらしなく垂れさがった。
重さに負けて、臍まで届くかのような長い乳‥、
（ああ‥こんな‥恥ずかしい‥おっぱい、全部、見られてる‥）
美沙は加納に与えられたコンプレックスの真っ只中にいる。

「次は、腰を浮かせて。スカートも脱いでもらいます。」
「ぇ‥‥」
次の加納からの言葉に、要求の底が見えずに躊躇する美沙。しかし‥
「ほらっ早く。さあ、わかったら腰を上げて‥」
そう促されると、美沙は頷き抗うことなくそれに従っていくしかない‥
加納がスカートのファスナーを下ろすと、美沙は少しだけ腰を浮かせた。
加納はしどけない姿の美沙のスカートを捲り、そして脱がせてしまう。
「美沙課長、いやらしい下着履いてますね。」
ブラジャーとお揃いの黒いセクシーな下穿きが男達の目にあきらかになる。
ただ男達に見つめられているだけなのに、次第に息を荒くしていく美沙。
絶望感と屈辱感が溢れる身体の中に、うずうずと別な切ない感覚が湧きおこってくる。
望んでいないつもりなのに、理性から次第に身体が遠く離されていってしまう。

だだ一枚の下着姿でベッドに腰掛け両手は身体の後ろでベッドに着いたまま
胸を反らせ、それを強調するかのようなポーズを取らされている美沙。
それでも男達に見られている為か、無意識の内に肩を上げて胸を反らすことで、
コンプレックスの軟乳を少しでも持ち上げようとしているかのようにも見える。
美沙のそんな気持ちを知ってか知らずか、容赦ない加納の言葉が浴びせられる。
「なんですかこれは、美沙課長。こんなおっぱいを自慢げに強調していたんですか？」
「‥自慢だなんて‥そんなんじゃ‥ない‥」
「そんなに胸を反らせたら‥、大きな塊が両側に流れて、いつもの谷間が見えないですよ。」
「‥いやっ‥」
「普段は恥ずかしいおっぱいだとばれないように、必死に寄せて上げていたんですね。」
「もう‥言わないで‥」
より羞恥で身体が赤く染まっていく美沙を、加納の言葉責めが追い詰めていく
「おっぱいだけじゃなくて、乳首も大きいじゃないですか。色が濃すぎないのが好いですね。」
大きく垂れたおっぱいの先の乳首は、加納のいう通り大きめだった‥

美沙の乳は縛めを全て取り払われて、その本来の姿を男達に見せている。
離れ気味の乳房は外を向いており、身体のラインからはみ出してしまっている。
その先端の大きめの乳首は、男達の視線を浴びて次第に隆起しはじめているかのようだ。
「ふふっ、美沙課長、そんなおっぱいじゃ、かっこ悪いですよ。ほんと変な形だ。」
「あぁ‥ひどい。」
加納は美沙の歪な形のおっぱいを何度も撮影しては記録に収めていく。
たしかにまだ結婚前の３２歳という割りには張りが無く、重みで乳肉が下に片寄っている。
美沙は顔をそむけ、自分の身に起こっていることを直視出来ないでいる。


「それじゃあ、いよいよその長い乳の、柔らかさを確かめさせてもらいます。」
「えっ！」　
加納のその言葉には、さすがに美沙は首をふって抗った‥
「もうやめて、お願い‥これ以上は許して！」
男の要求のゴールがいよいよ見えずに怯えた眉根を寄せて、哀願するように加納を見つめる。
「美沙課長。大人しくしてください。今晩だけですから。それで終わりにします。」
哀願する美沙を諭すように加納が言う。
「ただしこの事は黙っていてください。そうしないとさっき撮った写真を会社中にばら撒きます。」
びくっと美沙は硬直して、必死で首を振った。
「いやっ、それだけはお願いやめて。おっぱいの写真なんてばら撒かれたら‥」
「そうでしょう。課長のご自慢の胸が、実は情けない形の垂れ乳だったなんて知られたら‥」
「い‥言わないで‥」
「そう、恥ずかしすぎますよね。それに、従ってくれたら奴との事も黙っててあげてもいい。」
「‥‥」
「どうします。」
「うぅ‥わかったわ‥言うとおりに‥します‥」
加納の追及に、美沙は仕方なく心をきめたようで小さく頷いた。

加納は美沙の意思を確認すると、右手を美沙の左乳房に添えてそして下から掴みあげた。
「あぁぁ」
男の手でコンプレックスの軟乳を掴まれて、美沙の口から声が漏れる。
加納は乳房の中ほどを握り込んで、張りの無い乳房が逃げてしまわないように揉み上げる。
「これは、凄い。」
その大きさと柔らかさに感激して、今度は左手で右乳を握ってぐいっと持ち上げる。
「この重量感、柔らかさ‥たまらない。」
手のひらからあふれ出る左右の乳房をたぷんたぷんと思うがままに激しく、優しく
まるで欲しかったおもちゃを与えられた子供のように夢中になって揉みまくる。
「ああぁ‥んん」
夢中で乳房を揉み上げている加納の行為に、美沙の身体が次第に反応していく。
「あれっ、そんな色っぽい声なんて出して。」
「こんなふうに辱められて。美沙課長、もしかして気分出しちゃってるんですか。」
「あぁ‥違うわ‥ひどい‥」
加納は美沙のコンプレックスの塊を下から掴むようにしてグニュグニュと嫌らしく揉みあげる。
柔らかな美沙の乳房は面白いように形を変える。
「ほらっ、じっとただ見てないで、ちゃんと撮って。」
勇次達、新入社員の男達はというと、揉まれて歪な形に変化するおっぱいを、
加納からの指示に任せて撮りまくっている。

「美沙課長。こんなにも嫌らしいはしたないおっぱいは、もっと責めてあげないとね。」
「うう‥ん、もう‥」
「一人じゃ手に余ってとても責めきれないので。彼らにも手伝ってもらいますよ。さあ。」
「ああぁん‥そん‥な‥」
加納に呼ばれて勇次と義男と清二が美沙の身体に近づいていく。
「課長‥、あのう‥本当に‥いいんですか‥」
勇次が、美沙に向ってそんな間の抜けた質問をする。
まさか、新入社員の子達にそんな事をされる事になるなんて‥考えられない
それにもかかわらず、加納から耳元に小声で返事をする内容を吹き込まれると
身体と心とが完全に混乱してしまっている美沙の口からは、
「‥いいのよ‥触って‥、お願い、触って‥」
そんな返事が彼らにかえされたのだ。
男達はその言葉に狂喜し、美沙の大きな軟乳に取り付いていった‥