開設１０周年記念小説〜恥辱シリーズ第３弾〜

「この雑誌に載っている女子行員はあんただな。」

主犯と思われる男が、一列に並ばされている人質の中から、佳子(けいこ)の手をとって引きずりだした。

「今年のミス銀行NO1、麗人女子行員か。たしかに美人だな。」

佳子は男の手から逃れようとするが、大柄なその男の腕力は圧倒的であった。

男が手にしている雑誌は、『麗人女子行員』というその雑誌の企画で、
今年の女子行員美女NO1に選ばれた佳子が載っているものだ。

「要求したものが用意できるには時間がかかりそうだから、
せっかくなんで、その間この美人さんと遊ばせてもらおうか。」

男は佳子の両腕を高く掲げた。
かろうじてつま先が付くほどの高さに吊られる。
体を一直線に引き延ばされた。

「いやっ、離してください。いやです。…許して。」

「よさないか！」

佳子の悲鳴に、支店長がたまらず声をあげた。

「要求どおりに進めているのだから、手荒な事はやめてくれ。」

支店長が行員、顧客の安全を守ろうと必死の説得を試みる。

「うるさい奴だ。まずはお前を縛り上げるか。」

主犯の男は、その言動が気に入らないとばかりに、一味の男達に命じて支店長を後ろ手に縛り上げた。

「こいつをおとなしくさせるのに猿轡がいるな。おい、ストッキングを脱ぎな。ほらっ早くだ！」

猿轡にストッキングを使おうと、男が佳子を恫喝する。

「ああっ…」

脅された佳子は男が手を離すと脱力してしゃがみ込む。
逆らう事もかなわず促され、そのままの姿勢で男達から背を向けて、
怯えながらストッキングを脱ぎ取った。

「ふふふ、麗人女子行員の脱ぎたてストッキングの猿轡なんて、どうだ嬉しいだろ。」

「うぐっ」

男は佳子から取り上げたストッキングで支店長に猿轡をする。

「あんたの生脚も、じっくりと拝ませてもらおうか。」

「あぁ」

男は手枷を取り出すと、佳子の腕に巻き付けて固定した。
佳子の右手と左手はそれぞれがしっかりと手枷につなげられてしまった。

銀行内の天井には、展示用にいくつかのフックが備えつけられていた。
男の指示で、一味の男達が二カ所のフックにそれぞれ長いロープをひっかけて、その端を男に渡した。
男はそのロープを佳子の手枷につないだ。

「いやっ…です。な、何！　何をしようというの…」

男の合図で一味の男達が二本のロープを引っ張る。
ロープが天井へと引き上げられていき、佳子の腕も上へ向けて引っ張られていく。

「ああっ、いやっ！」

佳子の両手は吊りあげられてしまった。
大柄な男の手で吊り上げられた時と同じポーズである。
つま先がかろうじて床につく高さまで引き上げられた。

「さすが、麗人女子行員、ミス銀行NO1だな。美人なだけじゃなくてスタイルも抜群だ。」

佳子は両腕を頭の上で天井から吊られるというポーズを取らされた。
まっすぐに吊られたこのポーズは、たしかに女体が最も美しく見えるポーズなのかもしれない。

人質となっている行員や顧客達は恐る恐るその行為を見つめている。
強盗団の男たちの視線は、吊されている佳子の体に集中していた。
制服であるグレーのスカートのスーツ。
そのスーツの前が開き胸元が大きく膨らんだ白いブラウスが露になっている。
スカートの下からはスラリと伸びた生脚が覗いている。

「お願いです。許して！」

佳子は叫ぶが、もちろん男は聞く耳を持たない。
にやにやと笑顔を浮かべながら、引き延ばされた佳子の体を品定めするようにじっくりと眺めている。

「ふふふ。この雑誌をみた時から、その制服の下にどんな体を隠しているんだろうって、想像してたよ。
いい体してそうだな。こんなところで見せてもらえるとはね。」

「何をするの！　早く離してっ。こんなこと…許されるわけない…」

佳子がどんなに叫ぼうと、男は意に介さない。
目の前の獲物をどう料理しようかと嬉しそうに考えている。

男は佳子の背後から手をまわして、グレーのスーツ、そして白いブラウスのボタンをはずしていった。

「あっ、やめてっ…」

たちまちボタンは全て外され、スーツとブラウスの前が開いた。
白いブラジャーが顔を覗かせた。
両腕が上に引っ張られている体勢のため、ブラジャーは少し浮き上がってしまっている。

「ほう。下着も清純そうな白か。」

「いや、お願い！　見ないでっ。」

下着姿をこんな大勢の、人前で晒して見られるという恥辱は、たまらなかった。
しかし、その恥辱は下着を見られるだけで済むはずもない。

浮き上がったブラジャーからは、わずかにパッドが覗いている。
シリコンでできたベージュのパッドは胸に直接貼り付けて使うものだ。
佳子がつけているブラジャーのポケットには、
シリコンのパッド以外にも分厚いパッドが二枚ほど入っていた。
ブラジャーの内部を占める割合は胸よりもパッドの方が大きい。
いや、ほとんどがパッドだと言ってもいいほど、胸自体は、ささやかなふくらみしかない。
それはミス銀行NO1といわれる佳子のコンプレックスなのである。

「それじゃ、悪いな。いよいよだ。」

男は上着とブラウスを桂子の体から剥ぎ取り、もう一度しっかりとロープで吊り上げさせると、
浮き上がっているブラジャーを勢いよく上へとずらした。

「い、いやぁ　っっ！！！」

佳子が絶叫する。

その勢いに胸に貼り付けていたシリコンのベージュのパッドがはずれて落ちる。
男は、佳子の胸を覗き込んだ。
銀行内の者たち、男達の熱い視線も一斉に佳子の乳房へと注がれた。

「おやおや、これはこれは…
まさかだな。意外に…成熟した大人の女性にしては、えらく寂しい膨らみだな。」

最も気にしている胸のことを指摘されて、佳子はカーッと一気に頬を赤らめた。
誰にも知られたくない秘め事を暴かれたあまりの屈辱に声も出ない。

ただでさえ申し訳程度にしか膨らんでいない佳子の乳房だ。
両腕を吊られて引き延ばされると、本当に平たくなってしまう。
乳輪の周囲がほんのわずかに盛り上がっているかのように見えるだけである。
少年の胸板のようにすら見えるが、その分、恥ずかしそうに佇んでいる乳首の様子が浮きたっている。
右の乳首ははっきりと突起した成熟した大粒のそれが目立っていたが、
左の乳首はまだ成長途上のようにしっかりと陥没していた。

「ミス銀行NO1の胸、ぺったんこじゃないか。」
「これは酷い、貧乳だな。」
「でも、なんか可愛いじゃないか。」
「こっちの乳首は大きいぜ、けどもう一方は陥没したままってか、ふふふ。」

取り囲んだ一味の男たちが面白がって口々に残酷な感想を漏らす。
そして遠巻きながらも、興味深げに見ていた人質の行員と顧客たちが驚きの表情を見せている。

佳子は男子行員たちの憧れの麗人であり、女子行員たちからも羨望の的なのである。
その銀行NO1美女「麗人女子行員」が、こんなにも貧弱な胸をしていたという事実は、
男達を驚かせ、女達を複雑な気持ちにさせた。

「これは清純そうな可愛らしいオッパイじゃないか。大きいばかりのオッパイなんて下品でいけない。
何事もほどほどというのがいいんだが…。ただこれはちょっと小さすぎるかもしれないな。」

「それにほら、こんなにいくつもパッドを忍ばせてちゃいけないな。これは詐欺だぜ。」

男が、佳子からブラジャーをはずし取ってからかうと、一味の男たちが一斉に笑った。

「ぁぁ…言わないで…」

佳子にとっては貧弱な胸も、片方が陥没したアンバランスな乳首も、
人に知られたくない恥ずかしい秘め事である。
それをこんなに大勢の目の前で一気に暴かれて、
佳子は羞恥に赤くそめた顔でその屈辱に目をつぶり、唇を噛みしめた。

しかし、佳子にとっての本当の恥辱はこれからだった。
男が佳子の前でしゃがみ込み、スカートの裾に手をかける。

「今度は、こっらの方も見せてもらわないといけないな、ふふふ。」

男は一味の中の二人に命じて、佳子の両脚をそれぞれ掴ませた。
これでもう佳子は脚の自由も奪われてしまった。

「さて、それではいよいよ拝見させてもらおうか。」

男の手が佳子のスカートに伸びた。
ホックを外し、ファスナーを下ろす。
スカートは、スルリと床に落ちた。

「いやぁっ」

ブラジャーとお揃いの小さめの白いショーツに包まれた下半身が露になる。
引き締まった筋肉質の、それでいて成熟した女性らしく、しっかりと脂の乗った太腿と腰回り。
思わず一味の男たちの間から歓声があがった。

「さぁて、最後の一枚だ」

笑みを浮かべた男の指がショーツにかかる。

「もう許して。お願い、や、止めて。それだけは許して下さい。」

もうミス銀行NO1などという誇りもかなぐりすてて、佳子は哀願する。
しかし男が取り合うはずもない。

男はショーツをゆっくりと引き下ろしていく。

「ほら、黒いものが見えたぜ。」

「いやっ」

しばらく焦らすようにいたぶっておいて、最後はショーツを一気に足元まで引き下ろした。

「いやぁーっ！」

遂に佳子の下半身が剥き出された。

「おやおや、これまた随分と可愛らしい生えっぷりじゃないか。」

男が目尻を下げながら言った通り、
佳子の陰毛は、まだ生えかけの少女のようにうっすらとしたものだった。
あまりに薄いため、恥ずかしい肉の裂け目を隠す役割を果たしていなかった。
薄い陰毛も、貧弱な乳房同様に佳子のコンプレックスだった。

「立派に成熟した美人さんかと思ったら、おっぱいもアソコも、子供みたいじゃないか。
おまけに片方の乳首は陥没してるし。
あんた年はいくつなんだっけ。たしか雑誌には…ほらっここだ、26歳ってか。」

「お願いです…もう、言わないで…」

屈辱的な言葉、そして銀行内全ての男たちから浴びせられる好奇の視線に佳子は身悶えする。
必死に太腿をすりあわせて、その部分を隠そうとするものの無駄であった。


「それじゃ、次はこれだ。」

男は、佳子が掲載されいる雑誌を開いて佳子に突きつけた。

「ほらっ、これを見ろよ。」

男が示したそのページには記者のコメントが付けられていた。

〜記者は麗人女子行員に選ばれた佳子さんにスリーサイズを尋ねてみた。
佳子さんは「ご想像にお任せします」と恥ずかしそうに微笑んだ。
それではと記者は勝手に想像を膨らませてみた。
バスト88cmのＥカップ、ウエスト58cm、ヒップ89cmといったところか。
それを告げると「どうでしょうね…」と、はにかんだように答えるその顔がまた美しい。
それでも記者の予想はそれほど違っていないのではないかと思う。
なぜなら、今年の麗人女子行員はスタイルも抜群なのだ。〜

男に記事を見せられた佳子はカーッと頬を更に赤らめた。
たしかにそんなやりとりがあったことも記憶している。

「だいぶ、間違った記事のようだけどね。ふふふ、
そこでだ本当のスリーサイズが知りたくてね。測らせてもらおうか。」

「えっ！　何て…ことを…」

佳子の両脚は、先ほどから二人の男にそれぞれに掴まれたままだ。
男は、そのまま別の男達に指示を出して、それぞれの腕につなげられているロープを緩めさせた。

「ほらっ、まずはバストからだ。ちゃんと胸をはりな」

男はメジャーを持ち出してバストから順番に佳子のサイズを計りはじめた。

「ああ…」

小さく呻く全裸の佳子は、両腕両脚を押さえつけられて、男のされるがままになるしかなかった。

男が持つメジャーがバストからウエストへ、そしてヒップへと進んでいく。
それは佳子にとっては気の遠くなるような長い時間に感じられた。

「ふふふ、計り終わったぜ。」

男が佳子の顔を覗き込むようにしながら告げた。
佳子はあまりの羞恥に顔を横に伏せて、男の視線から逃れようとする。
男が指で、佳子の顔を自分の方へ向けようとするが応じない。

「まあ、いいさ。さあ、麗人女子行員のスリーサイズ。結果の発表だ！」

男が発したその言葉に一味の男達が歓声をあげる。

「ああ…、やめて。許して…」

佳子は消え入るような涙声をふりしぼり抗議するのがせいいっぱいである。

「それじゃ発表するぜ。」

「まずはバストからだ。　ふふふ、76cmだ。
トップとアンダーって言うのか。差は6cmしかないからカップは最小のAAカップってやつだろ。」

「次はウエストだ。　58cmだ。きれいな臍だぜ。」

「最後はヒップだ。89cm。ウエストからのこのラインは堪らんな。プリッとして、いい尻してやがる。」

男がその都度もったいぶって発表するたびに一味の男達が歓声をあげる。
行員や顧客の男達もそれを聞き逃すまいと聞き耳をたてていた。

「おいおい、それにしてもこの記者の奴、たいしたもんだぜ。ウエストとヒップの予想はピッタリだ。
まぁ、バストの方は仕方ないな。こんなに沢山のパッドで誤魔化してたんだからな。ふふふ。」

男は床に落ちているパッドを拾い上げて、見せ付けるようにしながら言う。
佳子はただただ瞳に涙を溜め、恥辱に震えるだけであった。

「さて、まだ時間があるみたいだから、あんたにはもう少し恥ずかしい目に合ってもらおうか。」

男の合図で一味の男達が二本のロープをもち、佳子の腕をしっかりと上へ向けて引っ張りあげる。
佳子の足を押さえていた二人の男にも指示が出される。
二人はそれぞれに机を、吊られている佳子の左右へと運んできた。

「な、何っをするの…」

佳子は言い知れぬ不安に包まれて、30cm程離して置かれた二つの机を見た。

「ふふ。さぁ、はじめようか。」

合図と共に男達が佳子の両脚をつかんで持ち上げると、それぞれの足を左右の机の上に載せた。
足を開いたまま机の上でしゃがませると、膝を開いて押さえつけた。
佳子はなに一つ身につけていない姿で大股開きにされてしまう。

「いやっ、いやぁ！」

和式トイレに見立てたかのように並べられた二つの机。
その上にそれぞれの足を置き、両腕を天井から吊られ、
膝を左右に大きく開いてしゃがませられている体勢になる。
脚は机の上に載せられているために、見やすい位置の高さに大きく広げられた佳子の股間がある。
パックリと口を開いた秘部がよく見える。

「す、すごい……。」
「これが、ミス銀行NO1の…アソコ。」
「毛が薄いから、よく見えるな。」
「でもあそこのビラビラはさすがに成熟したものっぽいぜ。」

一味の男たちが佳子の股間を覗いては、口々に感想を述べる。
行員の男達、銀行内の者達も美しい女の秘密の部分に吸い寄せられるように釘付けになっている。

「いや！　みんな見ないで…」

恋人にすら見せたこともないそんな大胆な姿を、大勢の者達に視姦されている。
あまりの羞恥に佳子にはこれが現実だとは到底信じられなかった。

「ふふふ、綺麗なアソコじゃないか。毛が薄いせいもあるが、色も綺麗なピンクだ。
ただ、ビラビラはさすがにちょっと大きめでやっぱり26歳というだけのことはあるな。」

あからさまな言葉で性器を批評される恥辱に、顔を真っ赤に染めた佳子は気が遠くなりそうだった。

「おっぱいもアソコの毛も薄くて子供みたいな体だが、まさか処女というわけではないよな。」

男が不躾な質問をする。
佳子はあまりの恥辱に黙ったまま目をつぶって唇を噛みしめる。

「おい、答えろよ。それとももっと恥ずかしい目に合いたいのか。」

「…そんな、いや……です。」

「それなら、正直に答えな。処女なのか。」

「……ああ……、処女では…ありません…」

「だろうな。26歳になるこんなに美しい女性なら当然だ。で、初体験はいつだ。」

「十…十八のとき…です…」

「それから、何人くらい経験をしているんだ。」

「……ふ、ふたり…です…」

「ほお、それだけか。こんなに美しい女性がもったいない。
経験が少ないから、おっぱいや陰毛の発育が遅れたのかね。ふふふ。」

いつもの佳子ならそんな卑劣な男の言動など許さずに、凛として対処していただろう。
しかし、全裸にされて体の自由を奪われた状態では、
そんな屈辱的な言葉にも歯を食いしばって耐えるしかなかった。

「さあ、こんどは感度を調べさせてもらおうか。おい、お前も手伝え！」

男が、一味の中で一番年若そうな男を近くに呼び寄せる。
命じられた若いその男は、女体を嬲るための道具を受け取ると、佳子に見せつけた。
男の性器そのものののように見える造形のものだ。

「あ、止めて。そんなバカなことはいやっ、だめよ。」

若い男はその道具を、無惨に広げられた佳子の股間に近づける。
いきなり佳子のその部分へと沈めていく。

「あ、痛いっ。」

いきなりの挿入に佳子が声をあげた。

「だよな。最初はもっとやさしくしてやらなきゃだめだ。こんな風に。」

若い男を制した主犯の男は、突起している側の乳首に吸い付いた。

「あっ。」

敏感な部分への突然の責めに佳子が声をあげる。

「ほら、こっちは大分感度が良いみたいだぜ。なら、こっちの方はどうだ。」

しばらく咥えこんでいた乳首が大きく勃起したことに満足したように、
もう一方の乳輪を指先でつまむように挟み、軽く力を込めてつまみ上げた。

「こっちは見事な陥没だけど、ちゃんと勃つのか。」

乳輪を押し広げるようにして、そこに埋没している乳首を責め始めた。

「それにしても、見事なまでの陥没乳首だな。」

指先でなでるように揉みあげてから、つまみほじり返す。

「あっ、あんっ。」

男が陥没乳首に指を入れた途端、桂子は激しく胸乳を突き出した。
男の指先が陥没乳首を攪拌していくが、それは頑強に陥没をつづけている。

「なかなか頑固で、でてこないな。」

業を煮やした男が、陥没したままの乳首へと口を押し当てて、吸い出していく。

「いやっ。あっ、あうぅ。」

恥ずかしい頂を吸い上げられて佳子が喘ぐ。
男は舌先を尖らせて埋没した肉の中に隠されている硬いしこりのような肉の芽を啄んでいく。
胸の奥でこね回される乳首は、唇の先にすっぽりと呑み込まれて、断続的な吸引を受けている。

次第に、頑強に陥没をつづけていた乳首が、舌先の下でぐぐっと頭をもたげはじめた。
そして…ついにぷっくりと勃起した顔を出しはじめた。
桂子は押し込まれて転がされている乳首が痛いほどしこってくるのを感じて狼狽する。
胸の中から姿を現した乳首が、次第に大きく勃起しはじめていく。

「ああ‥だめぇ‥そこ、許して‥‥」

男の動きを拒否する声が喉から漏れる。

「おおっ！　へへ、いいじゃないか。ちゃんと出てきたぜ。しかもこんなに大粒だ。」

男が唇を離すと、貧しい膨らみの乳房の頂上に、意外な程に勃起した大粒の乳首が現れた。
陥没していた乳首がすっかりと顔を出し、大きく勃起した姿がさらけ出された。

「ああ‥‥、嫌っ‥‥」

桂子は小指の先ほどに尖り勃った自分の乳先を見ながら、恥ずかしげに身をよじり眉をひそめる。
頂きを男の指先で愛撫され、快感が電気のように走り抜けていくのを、
歯を食いしばったまま頭を仰け反らせて耐えている。

「凄いな！　陥没乳首‥、普段隠れてる分、よけい敏感なんじゃないか。」

「見事な勃起っぷりで、元が陥没だなんて信じられないくらいに大きな乳首じゃないか。」

「ああ、…ああ。…言わないで…」

頑強に陥没していた乳首が男の愛撫に勃起し、ついには大きく膨らみその姿を見せてしまっている。
男性経験の少ない桂子にとっては、これほどはっきりとその姿を晒すのは初めてかも知れない。

「おい、なにじっとしてるんだ。そっちも触ってやれよ。優しくだぞ、クリトリスのあたりを重点的にな。」

そう指示された若い男は我に返ったように頷き、
指を伸ばしてうっすらとした陰毛に包まれた佳子の肉芽に触れていく。
その部分は包皮に包まれたままであったが、その愛撫は体を痺れさせるような刺激を佳子に与えた。

「ああっ、だめっ」

「ほら、皮を剥いてあげなくちゃ。そうだ、ほら、クリトリスが顔を出したろう。
そうだ、優しく触ってやるんだよ。」

「あっ、ああっ、やめて」

桂子のそこはすでにじっとりと湿り気を帯び始めている。
自分の愛撫が、確実に快感を与えているのだとわかると、
若い男は自信をもったように夢中になって佳子を責め立てていく。

「あん、だめ、そんな、あ、ああっ」

乳首とクリトリスを男達に愛撫されて、佳子の声が、はっきりと甘いものに変わってきた。
大きく脚を広げているために、口を開いてしまっている肉の裂け目が、妖しく濡れている。
ヌラヌラと濡れて光る肉壺へと、若い男は指を滑り込ませる。

「いやっ！　だめっ、っ。んんっ！」

クチュクチュといやらしい音がする。
男の指が佳子の亀裂に出入りする度に、湿った音を立てている。

それは見つめる銀行内の男達にとっても何とも刺激的な光景だった。
両腕を天井から吊られて脚を大きく広げさせられた全裸の美女が責め立てられているのだ。
その痴態を見せつけてくれているその美女は、なんとあのミス銀行ＮＯ1の佳子なのである。

若い男は夢中になって佳子の性器を愛撫している。
責めながら自分も興奮が高まり、股間のものを大きく膨らませてしまっている。

「感じてるんだな。可愛い…、そして…なんて美しいんだ。」

桂子の下腹部を責め立てていた若い男が思わず呟く。
そして思い出したように持っていた道具のスイッチを入れると恥裂へと沈めていった。
今度は驚くほどスムースに入っていく。

「うっ、はぁぁぁっ」

恥裂にブンブルンと音を立てた道具を沈められて、佳子は声を上げる。
愛撫され性感が高まっているところへ、そんなものを挿入されたのだからたまらない。
自分の意志とは別に、肉壁がそれをを締め付ける。
若い男は、その抵抗を嬉しく感じながらゆっくりと前後に動かしていく。
亀裂から蜜がこぼれ落ち、生々しい女の匂いが立ちのぼる。

若いその男には、見つめている銀行内の者たちの存在さえも見えなくなっていた。
ただ、目の前で悶えている美しい女性が愛おしい。
もっともっと感じさせたいという気持ちでいっぱいになっている。

右手で道具を激しく出し入れさせながら、自然と顔をその部分へと近づけていった。
何かに憑かれたような表情で、舌を伸ばす。

「だめ、そんなこと！　だめよ。やめてっ！」

その男が何をしようとしているのか気づいた佳子は叫んだ。

舌先が充血した佳子のクリトリスに触れた。

「あああああっ」

その瞬間に佳子は体を大きく仰け反らせて絶叫した。
乳首とクリトリスの間を電流が駆け抜けたかのようで、大きく開いた脚がガクガクと震えた。
そして、頭の中が真っ白になった。

「ふふふ、いい姿だ。感度は良好、二重丸だな。」

乳首に愛撫をくわえていた男が、なまめかしい姿態に満足そうに微笑んだ。

一方の若い男の方は、
佳子が絶頂を迎えたことも構わずに、その部分に顔を埋めたまま、肉芽を吸い続けていた……

（恥辱の麗人　第一章　おわり　　〜第二章へつづく〜　）


〜2015年10月21日〜