これは、早紀がまだ二十歳の大学生だった時の話である。

ここに…早紀に異常ともいえる強い想いを抱いている男がいた。
その男は早紀と同じ学部の学生で裕也という。
結構なイケメンで、早紀ともそれなりに会話を交わす仲である。
学内では、もしかして早紀の彼氏なのか…といった噂もあった。

大学に入学して一目見た時から、彼はもう早紀に夢中であった。
大勢いる男達の中でも、彼が一番の早紀のファンであったといってもいい。
彼にしてみれば今までも何人も彼女はいたものの、これほど人を好きになった事はなかった。
日に日にその想いは募っていき、ついに早紀に告白したのは先日の事である…
早紀にしても、裕也の事はそれなりに気になる存在ではあったのだ。
しかし、お嬢様育ちの早紀には特定の男性とお付き合いするという決心まではつかなかった。

「あ…ありがとうございます。でも…今はまだ…友達でいてください…」
告白された早紀は、恥ずかしがりながらそう答えるのがやっとだったのだ。
しかし、男の方はその言葉で早紀を自分のものにしたいというその身勝手な想いが爆発してしまった。

思いつめた男の行為は危険なものだった。
セキュリティの厳しい早紀のマンションにどうやって忍び込んだのか。
早紀の帰宅前にその憧れのマドンナの部屋に彼は侵入していたのだ。
そして…身を隠していたその男は、帰宅して着替る早紀の下着姿を目にする事になったのだ。

早紀は着やせするタイプなのか、それは想像以上にグラマラスな芸術品であった。
初めて目にする早紀のセクシーな姿に裕也は眩暈しそうな程である。
理性を失ったこの男は、もう自らの行動を止める事はできなかった。
裕也は早紀の前へと姿を現した。
「えっ…」
驚いた早紀がその男に、その美しい瞳を向けた。

身をかがめて必死に身体を隠そうとする。
「裕也さん？！、なんでここにいるんです！！」
何が何だかわからないままに、早紀は裕也に抗議の声をあげた。
「早紀さん…、君が好きでたまらないんだ」
「マドンナ。この想いをわかってほしい！！」
裕也が身勝手な告白を続けていく。
「待って、いやです！！　こんな格好なのに…、早く出て行って下さい！」
早紀が思わず発したその言葉で、裕也の決意がかたまった…

「無駄だよ。あまり大きな声は出さない方がいい。」
ピアノを弾くために早紀がこの部屋を防音にしていることまで、どうやって調べたのか知っていたのだ。

「早紀さん！　もうたまらない！！」
「まずは…夢にまでみた、そのおっぱい。見せてもらうよ。」
「あっ！！」
男は戸惑う早紀に近づくと一気にブラジャーを剥ぎ取った

慌てて、両手で乳房を隠す早紀。
男性にこんな姿を見られるのは生まれてはじめてなのだ。

「言ったはずだよ。好きなんだ。想いを遂げさせて…。」
裕也が早紀の手をつかむ。
「いやよ。いや！」
「おっきい、おっぱいだよね。へぇ…Ｇカップかぁ。」
「やめて…、返してください！」
剥ぎ取ったブラジャーを見ながら言う裕也に抗議する早紀である。

「だめだよ。ほらっ。おっぱいちゃんと見せて…。乳首の色は…」
「なんて事を…ああぁ…」
激しく抵抗する早紀にかまわず、裕也はつかんだ早紀の手を力にまかせて背中の後ろへともっていってしまう。

早紀の手から解放された大きな乳房が現れた。

「えっ！うっ、わっ。」
思わず裕也が声をあげた。
想像以上に大きく膨らんだ乳房の中、大きめの乳輪に埋もれて乳首は見えない。

「これが…夢にまでみた、マドンナのおっぱい…」
「すごい、でかぃっ。それに…早紀さん。これ陥没乳首って…やつ…か」
予想以上の大きな乳房が、左右に解き放たれてぶら下がっている。
自由を得た早紀の胸は、柔らかそうに右へ左へと揺れている。
左の方が一回り程大きな…そのアンバランスな膨らみが、ひときわエロスを醸し出している。

「…いやよ。言わないで。お願い…。」
はじめて男性におっぱいを見られてしまった早紀は、今にも泣きだしそうである。
「早紀さん凄い。おっぱい、めちゃくちゃエロい…よ」
裕也は、ついに目にする事ができた憧れの早紀の胸にくぎ付けとなってる。

「…乳首…隠れちゃって。陥没…乳首…、可愛いよ。」
「ううっ…いやっぁ…」
気にしてる恥ずかしいものを知られてしまった事で早紀は言葉も出ない。

「ほらっ、早紀さん。もっともっとよく見せて！」
裕也に後ろ手に引っ張られて、バランスをくずしそうになる。

両手をつかまれ転びそうになるのを必死にこらえながら、やっとの事で哀願する。
「おっと…危ないなぁ。ふふっ…でもまだまだ、だめだよ。」
絶望する早紀の後ろに回った裕也が、今度は早紀の身体に残った唯一のものに手をかける。

裕也の行為に慌てた早紀が必死にパンツを抑えながら哀願する。
「だめだよ、早紀さん。パンツも脱いで…、全部見せてもらうから。」
「そんな…嫌です。」
「…。早紀さん、どうなの。…意外と濃いのかい。」
「なんて…、本当にお願いです。それだけは…」
今にも泣き出しそうな早紀。

「そんなに、嫌なの…」
「嫌です。それだけは許して…」
「ふ〜ん。どうしようかな。」
「お願い…」
「なら…仕方ない。おっぱいもっとちゃんと見せてくれたら…」
「そうだな…一旦後ろ手に縛らせてよ。よ〜く見せてくれたら…勘弁してあげようかな。」
「そんな…。ひどい…」
この上、両手の自由を奪われてしまったらどんな事になってしまうのか。
早紀は激しい羞恥に加えて、ぞっとするような恐怖さえを覚えた。

「嫌ならいいんだよ。ほら」
裕也が早紀のパンツに手をかける。
「いやっ！」
早紀が悲鳴を上げる。
「そう。ならどうするの…、早紀さん。」
「ああぁ…」
とても男の力にはかなわない。
身体に残された最後のものを守るには、裕也の言う事に従うしかなかった。

後ろ手に縛られた早紀は、その美しい裸体、大きな乳房、そして恥ずかしい陥没した乳首を隠す事もできない。
「も…もう充分でしょう。今日の事は誰にもいいません。黙ってますから、もう許して。」
「黙ってる…？。それはいい心がけだね。」
「でも、こんなやらしい裸を見せられたら、すぐに解放はできないな。」
「そんな……」

「それにしてもさすがに重そうな凄いおっぱいだね。ほら、よく見たら左のおっぱいの方が大きいんじゃない。」
「それに…マドンナ早紀さんが、こんなに見事な陥没乳首だったっていうのはスクープだよ。」
「……」
後ろ手に縛られた早紀は、少しでも隠そうと身を屈めようとする。
それがかえって垂れさがった乳房がその大きさを強調してしまうかのようだ。
自分しか知らない憧れつづけたマドンナの姿。
それは裕也にとってはたまらないエロスである。

「早紀さんの事、もっとしっかり知りたいんだ。」
そんな勝手な事をいいながら、裕也が今度は何かをを取り出した。
「もう、言う事に…従ったのに…許して。お願いです。」
裸体を見られていたぶられる羞恥に早紀は耐えられなさそうに、哀願を繰り返す。
「いいじゃないか。愛しいマドンナの事、もっともっと知りたいんだ。」
今日の事は誰にもいいません、黙ってますから…と言った早紀の言葉が裕也の気を大きくさせてしまっていた。
「もう…勘弁して……」
早紀はそう言葉を繰り返す事しかかできない。

「早紀さん。…まずはおっぱいから測ろうね。」
裕也が手に持っているのはメジャーであった。
「そんな事、いやっ！」
「なんで、いいじゃない。こんなにエロい身体、たまらないよ。本当に大好きだよ、早紀さん。」
もう、裕也は自分の暴走を止める事は出来なくなっている。
「嫌なら。ほら」
裕也が早紀のパンツに手をかける。
「ああっ…。本当にお願いです。それだけは…いやっ」
「そんなにパンツを脱がされるのが嫌なの。」
「いやです。許して」
「なら、従うしかないんじゃない」
「…ああ…、酷いわ…」
早紀は非情な裕也の行為に刃向かう事などできないのだ。
それは早紀にとっては、同じ学部の友人の手によって行われる、恥辱の身体測定なのである。

「ほらっ、まずはバストからだよ。ちゃんと胸をはって早紀さん！」
「さっ…触らないで…」
「だめだよ。こうしないと測れないから。」
そんな勝手な事をいいながら、裕也がメジャーを手に早紀の胸囲を測り始めた。

両方の陥没した乳首の上にメジャーを回して計測していく。
小さくうつむく早紀は、裕也のされるがままになるしかなかった。
恥ずかしさに必死に耐える早紀。

「凄いな早紀さん。バストは８７センチってとこかな。Ｇの８７ってね。」
「……」
「やっぱりこうして見ると左のおっぱいの方が一回り程大きいよ。知ってたよね？早紀さん。」
「…くっ…っ…」
…知らないはずがない。
それもこれも気にして悩んでいる事なのだ…早紀は、あまりの恥ずかしさに声もない。

裕也が持つメジャーがバストからウエストへと進んでいく。
「次はウエストだよ。やっぱりここは細いな早紀さん、かっこいいよ。」
そんな事をいいながらくびれたウエスト周りを計測していく。

「ウエストは…６０センチかな。」
「そして最後はヒップだ。」
裕也の計測はウエストからヒップへと進んでいく。
裕也の手によるマドンナの恥辱の身体測定。
その時間は早紀にとっては気の遠くなるような長いものに感じられた。

「ヒップは９０センチだね。…プリっとしててやっぱり早紀さんは素敵だよ！」
「……」

「バスト８７、ウエスト６０、ヒップ９０のボンキュッボンって…最高だよ。」
「その上、右胸がＦで左胸がＧカップって感じで、こんな見事な陥没乳首だなんて、早紀さん色々とエロすぎだよ。」
早紀のスリーサイズを測り終えた裕也は満足そうに、早紀の顔を覗き込むようにしながら好き勝手な言葉を並び立てる。
そんな風に褒められてもただただ恥ずかしいだけで、うれしくもなんともあるはずがない。
早紀はあまりの羞恥に顔を横に伏せて、裕也の視線から逃れようとする他ない。

裕也がその様子に満足そうに一息つきながら、指で佳子の顔を自分の方へ向けようとするのだ。
生まれてはじめて、異性の前に身体をさらしていなければならない恥ずかしさ。
早紀はただただ瞳に涙を溜めて、流れていく恥辱の時間の中で小さく震えるのだ…。

（女子大生「早紀」　第一章　おわり　　〜第二章へつづく〜 ）


〜2023年03月29日〜