これは、早紀がまだ二十歳の大学生だった時の話である。

後ろ手に縛られた早紀は、パンツ一枚のみの裸体を隠す事もできない。
「も…もう許して。」
その言葉を何度繰り返して哀願した事だろう。

「マドンナ早紀さんのエロいおっぱい、いくら見てても飽きないよ。」
「…い…言わないで…」
エロい…だなんて。
恥ずかしく感じてる部分をそんな風に言われては、それきり黙り込んでしまうのだ。
なぜ自分がこんな辱めをうけなければならないのか。
理不尽な仕打ちに、たまらずに目を閉じて、必死に恥ずかしさに耐えている……早紀。

一瞬の…静寂がおとずれた部屋の中。
その時…
早紀の身をまたしても予期せぬ悲劇が襲った…

早紀が目を閉じたのをいい事に、裕也が前触れもなしに…、早紀のパンツをひきずり下ろしたのだ。
「きゃぁ！！」
突然の事に早紀が目を見開き悲鳴をあげる。
それはもっとも恐れていた事態なのである。

「えっ！」
と…今度は早紀の悲鳴に呼応したかのように裕也が驚きの声をあげた。
「うそでしょ！。早紀さん、これって、パイパンってやつじゃん！」
「いやっ！　何も言わないで…。酷いわ。ああっ、恥ず…かしい…、約束がちがいます…」

全てを晒してしまった早紀は、あまりの恥ずかしさで項垂れるしかない。
見事に成熟した女性としての大きな胸に反して子供みたいに無毛のアソコ。
それを男性に知られるのは初めての事なのである。

「凄いな早紀さん、こんなに巨乳で陥没乳首で、それで…パイパンだなんて。」
「………」
「まさか。全部剃っちゃってるわけじゃないよね。」
「…そ…そんな事…して…ません…」
身体中を真っ赤に染めながら、羞恥の中で蚊の鳴くような声で否定する早紀。
裕也は約束した事などお構いなしに、そんな早紀の裸体を夢を見ているかのように眺めている。

陥没乳首に無毛のアソコ…
誰にも知られたくない恥ずかしい姿をこんな風に裕也の前にさらしてしまっている早紀。

裕也に身体を押さえられ羞恥の部分を隠すこともできず、小さな声で、そんな言葉を繰り返す事しかできない。
裕也の方は、これがあの憧れつづけたマドンナの姿かと、とても理解が追い付かない。
しかし、それもこれもがたまらないエロスであり、溢れるような感激なのである。
「早紀さん。凄い、綺麗だよ。すべてがたまらない。」
「………」
裕也に言われて…うつむくしかない早紀は、必死に脚を閉じ股間を隠している。
しかし、このままでは永遠にこの恥辱の時間が続くのだと思い直す。

「もう…こんな…、ここまでやれば満足でしょ。お願いです。もう本当に解放して。これを解いて！」
早紀が、ここが最後とばかりにそう強く訴えた。
「そうだね…、どうしようか。」
「お願いです。もう終わりにしてください。」
早紀がここぞとばかりに必死に繰り返す。

「そうだね…。でも早紀さん…」
早紀の裸体全体を舐めるように見渡してから裕也が非情な言葉を口にする。
「乳首を隠したままで…は。そうだね、やっぱり乳首も見せてくれなきゃずるいよ。」
「そんな…」
ずるい…だなんて…、なんという言い草なのか。
思いもかけない裕也の言葉に呆然とする早紀である。

「早紀さんの隠れてる乳首も、全部見たい！」
「ほら、ちゃんと胸を張って。よく見せて。」
裕也の暴走は止まらない。
「いやっ、許して…」
繰り返す早紀の訴えにも、もう耳をかそうとはしない。

「もう、堪忍しなよ。ほらっ」
早紀の乳房に裕也が手をのばした…。

そんなところを男性に触れられるのは初めてなのである。
早紀は裕也の手を振り払うようにしながら激しく抗議する。

早紀の行為と言葉が、裕也の行動を加速させた。
「なんで！　少しぐらいいいだろ！」
早紀にはっきりと激しく拒絶された事で、ムキになって責め立てる。

むにゅ、むにゅ、むにゅゅっ…
早紀の身体を後ろから羽交い絞めにして、両方の掌で大きく乳房を揉みしだいた。

「いやっ。いやよっ…やめてっ。お願い、放して。」
両手で左右の乳房をわしずかむようにして、ゆっくりとそしてまた激しく揉んでいく。
「凄いよ、柔らかい。」
「なんてボリュームなんだ。…最高だよ！」

「早紀さん、この陥没した乳首って出てくるの。」
「ああっ…、し…知らない。知りません…」
身動きできない早紀の乳房を堪能するように揉みしだく。

「ほんとに驚いたよ。マドンナの乳首が…こんな可愛い陥没だったなんてね。」
「それじゃ、その可愛い乳首を拝見させてもらおうか。」

質量のある乳房がぶるんと揺れながらふるえている。
釣鐘型のその丸みの先っぽへと…裕也の指先は迷いなく…、その先端を探るように這いずり始めた。
「ぁ…んぁ…っ」
(ああっ、だめよっ…、そ…こ…敏感だから…そんな風にさわちゃ…あぁ…)
必死に声を殺して…耐える早紀。
「早紀さんの可愛い乳首はどこかな？」
「この穴の中にちゃんと乳首があるんだね。」

早紀の乳輪がぷっくりとわずかに膨れる。
初めて男性に触れられた指先の感触、そして裕也からの熱い視線。
くすぐったさのような感じなどはほんの少しばかりであっても、この後の行為への恥ずかしさだけが高まっていく。
「どれどれ、あれっ、おかしいなぁ。」
「広げて探してみたけど、早紀さんの乳首、どこにも見当たらないよ。」

「これはほじってさがさないと。」
「結構深いなぁ。ほら指が入ってく。」
「ああ…、やっ…いやっ。」

「おっ！　あった、あった。奥の方で硬くなってる？」
裕也の指先が早紀の埋もれた乳首を探り当てる。
乳輪の中に陥没している乳首に触れるとさわさわと指で撫でまわす。
そうしておいて、今度はほじくり出そうと裕也の指が暴れまわる。

見つけた乳首を指先で摘まみ出そうと動きまわる。
早紀の右胸の陥没乳首が次第に、わずかに顔を出しはじめた。

姿をあわらわしはじめた早紀の乳首をよく見ようと、そのまま正面に裕也が回り込む。
小さな豆粒ほどの、丸っこい乳頭。
「あんっ。いやんっ。」
それが顔を出した直後、早紀は思わず甲高く喘いだ。

乳首の周りの皮膚が、薄らと赤味を帯びている。
裕也が指先で引っ張りだすかのように乳首を摘まみ上げた。

裕也の指で引っ張り出された右の乳首がムクッと姿を現して顔を出した。
「おうっ。出てきた。早紀さんの乳首。」
「へっ、あっ。うそっ…あんっ、やっあっ」
(うっ、だめ…。普段隠れてて…すごく…敏感なのに…そんなに…強く…)

勃起しはじめた乳首に勢いを得た裕也が、ぐりぐりと指先で転がしていく。
裕也の指で弄ばれて、埋もれていた時からは考えれない程に乳首が大きく膨らんでいく。

「早紀さんの勃起乳首。顔出すと結構デカいんだね。」
「こんなデカくて…可愛いのが隠れてたんだ。」
「ほらっ早紀さんもちゃんと見なよ。」
「あぁん…いやっ…」

指の腹でこねられ、爪の先で引っ掻かれ、円を描くように押し潰されたかと思えば、びんと尖るほどに強く引っ張られる。
「ぁ…あぁ…」
すっかり勃ちあがった突起をねちっこく愛撫され、早紀の呼吸はどんどんと乱れていった。

「こっちの乳首ばっかりいじってたら、もう片方が可哀そうだね。」
「でも、この穴乳首も、これはこれで楽しめそうだよ。」
「なかで硬くなってる。あっ、こっちも顔だしてきちゃったね。」
乳輪の中から見つけ出した乳首をこねくり回す。

(うっ…だめ…、これ以上は。そ…そっちの乳首…より敏感だから…おかしく…なる…)
「早紀さん、だめだよ。勝手に勃起させたら、まだ穴乳首楽しんでるのに。」
「お願い…もう…いじわるしないで。」

「…も、もぉ…十分でしょ。これでお終いにして…。」
「なに言ってるの、やっと早紀さんの乳首が顔だしたのに。」
「これからもっともっと、その乳首を堪能させてもらうんだから。」

「ほらっ、もうこんなにびんびんに勃起してるじゃないか。」
(ああっ、こんな…、何で…。恥ずかしくて…今まで誰にも言えなかったのに…)

「早紀さん…大きく勃起した乳首、全部丸見えだよ…。」
「ちゃんと両方出てきたね。えらいえらい。」
「それも、こんなに大きく勃起して。早紀さん……感じてるんだろう。」
一旦、乳首から指を離した裕也が早紀の勃起した乳首を目に焼き付けるように見ながら言う。

「ああ。うそよっ…。もう…い…いじめないで…」
「そうかなぁ。ほらっ…これっ！」
裕也が大きく勃起した乳首を指さして、つつくような仕草をみせる。

狼狽した早紀が、裕也の指先から逃れようと慌ててのけ反った。
両手を後ろ手に縛られたままの早紀なのである。
ぐっと身体をそらしたことで、大きくバランスを崩してしまった。

身の危険を感じて、咄嗟になんとか転ぶまいと、必死になってその場にしゃがみこむ。
そのために、それまで必死に閉じていた股間が緩んだ。

「おおっ！　大丈夫、早紀さん！」
「けど、それいいね。パイパンのアソコが丸見えで。ナイスなサービスだよ。」

狼狽するマドンナの卑猥な姿…
早紀は両足を開いてしゃがみこむ…という、恥ずかしい醜態を裕也の前にさらしてしまっていたのだった。

（女子大生「早紀」　第二章　おわり　　〜第三章へつづく〜）


〜2023年04月04日〜